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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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> 『リンダ リンダ リンダ』 ~青春って、素晴らしい!!~
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満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7点)

『リンダ リンダ リンダ』(2005、日)
   監督 山下敦弘
   出演 ペ・ドゥナ  前田亜季  香椎由宇  関根史織


青春って、素晴らしい!!

突然の書き出し、失礼いたしました(笑)

『リンダ リンダ リンダ』の感想をどうやって表現しようか、いろいろと考えたのだけれど、やっぱりこの言葉しか思いつかない。

どんなにブツクサとウンチクを垂れても、しょせんこの言葉にはかなわない気がするのだ。

青春って、素晴らしい!!

以下、簡単なあらすじ。
文化祭を目前に、中心メンバーが脱退し、大ピンチの女子高生バンド。残ったのは、3人。いまさらオリジナルの歌は間に合わない。そこで、ブルーハーツをカバーすることに。しかし、肝心のボーカルがいない。リーダー格の恵は、3人の前を通りかかった韓国人留学生のソンに声をかけ、ソンもボーカルを受諾。3人は、信頼を深めながら練習を重ね、いよいよ当日を迎える。しかし、徹夜の練習がたたり、4人は本番に寝坊してしまい・・・。

<以下、ネタバレも含みます。ご注意くださいませ。>

はっきり言って、ストーリーはメチャメチャ(笑)。
全然まとまってないし、さほど印象的なエピソードが途中にあるわけでもない。

登場人物もいろいろ出てくるのだけれど、しっかり描けているような、描けていないような・・・。
無駄なシーンはたくさんあるし、「女子高生が”リンダリンダ”を歌う」というひとことだけで、この映画の大筋は説明し尽くせてしまうような、単純な物語だ。

しかし。しかし。

この映画は、素晴らしい!青春映画の傑作、と呼んであげて良いと思う。
映画ってストーリーが全てじゃないんだよなぁ、って、僕は改めて教えてもらった気がする。

青春時代というかけがえのない素晴らしい時を、この映画は見事に表現している。

文化祭を前にした、ウキウキするようなお祭りムード。
高校生たちの、他愛ないやりとり。
好きな人への、淡くて切ない想い。

屋上で漫画喫茶開いちゃうスカした女子高生とか、やたら凝った記録映像を残そうとするオタク少年とか、「あー、こういう奴、いたいた!」っていうリアルな高校生たちがたくさん出てくる。

これほど正確に”青春”というものをスクリーンに映し出してみせた映画は、そうそうない。

主人公4人のやりとりが、すごく良い。
作ったところが全然なくて、とっても自然で、「そう、高校生の会話って、こんなのだよなぁ」って、僕は高校生当時のことを思い出して大いに共感した。

4人とも、女優として、すごく将来有望なのではないだろうか。
普通、この年代の俳優さんって、自然であればあろうとするほど不自然になりがちなんだけれど、みんな見事なまでに自然体。
監督の指導も、きっと素晴らしかったのだろうと思う。

本番を直前に控えた夜の学校で、ドラムの望が言うセリフがとても印象的だった(正確な再現ではないですが)。

「きっと、本番は頭の中が真っ白になって、たいして思い出せない。だから、こういう準備とかが、思い出に残るんだよ、きっと」

クールで寡黙なツッコミ役の望(ちなみに、僕は4人の中ではこの子のキャラクターが一番好きだった)が、ボソッとものすごく良いことを言うのだ。
これ、まったくもって、そのとおり。

運動会でも、合唱コンクールでも、イベントって何でもそうだけれど、大人になった今になって思い出そうとすると、鮮明に憶えているのって意外に本番よりも準備とか練習のときのことだったりする。

仲間とワイワイ集まったこと。
些細なことでモメて、ギクシャクしたこと。
でも、そこからもう1度話し合って、頑張ったこと。

そういう日々のことを思い出すと、胸がキューーーンとなる(ちょっと死語ですね、これ)。


最後の本番シーンも、文句なしに素晴らしい。

劇中、練習のときの曲は、ほとんどが『僕の右手』。
でも、本番では、『僕の右手』の演奏シーンはカットされている。
変わりに歌われるのが、『終わらない歌』。

これは、監督の見事なテクニック。大成功。
『僕の右手』は、正直なところ散々聴かされて、ちょっと飽きてしまっている。
だから、最後に歌われる『終わらない歌』が、すごく新鮮で感動的に聴こえてくるのだ。
そのまま、本家ブルーハーツの『終わらない歌』に繋がるエンディングもベリーグッド。

『リンダリンダ』に関しては、もう何も語る必要はないだろう。
”青春”というキーワードに、”リンダリンダ”の組み合わせ。
これは、もう最強コンビみたいなもの。
映画のタイトルにも、そのエネルギーがそのまま表現された。
とても良いタイトルだと思う。


本番の直前、ドラマーの響子が、想いを寄せる男子と2人きりになる。告白するために。
その後、本番ステージに現れた響子に、恵が聞く。
「どうだった?」
響子は答える。
「言えなかった。」

普通の映画だったら、響子の告白は成功しているところ。
でも、人生って、そんなにわかりやすいものじゃない。
青春って、そんなに単純なものじゃない。

ゴチャゴチャしてて、まとまりがなくて、大味で、わけわかんなくて。
だけど、ものすごく強いエネルギーを持っている。

そんな、”青春”というものが持つ不思議なパワーを、そのまま映画自体が備えているような、そんな作品。

青春って、素晴らしい!!!
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by inotti-department | 2005-09-29 02:09 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
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