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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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> 『シンデレラマン』 ~しごく”マジメ”な力作!~
e0038935_0291084.jpg満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7点)

『シンデレラマン』(2005、米)
   監督 ロン・ハワード
   出演 ラッセル・クロウ レニー・ゼルウィガー

井筒さんがCMで絶賛したことでも知られるこの作品。
大体、おすぎとか井筒さんが予告とかに出てくると、ロクなことにならないというのが僕の考え(笑)

でも、今回に関しては、その心配は杞憂に終わった。
『シンデレラマン』、なかなかの力作である。

では、あらすじ。
ジミー・ブラドックは、世界チャンピオン目前まで行ったボクサー。しかし、アメリカを襲った大恐慌により生活が苦しくなり、故障をおして出場した試合での散々な内容が原因でライセンスを剥奪されてしまう。貧困はどん底まで進み、妻のメイは3人の子供たちを別の家に預けようとする。しかし、家族は自分が守ると誓うジミーは、必死で日雇い労働をつづける。そんなジミーのもとを、元マネジャーのジョーが訪ねてくる。彼が持ってきた土産は、一夜限りの試合だった・・・。

<以下、ネタバレもはいります。ご注意ください。>

ロン・ハワードという監督は、『アポロ13』や『身代金』などのヒット作、最近ではアカデミー賞作品である『ビューティフル・マインド』などで知られている。
この監督の特徴は、とにかくダイレクトに直球勝負の映画を撮ること。
今回の『シンデレラマン』にも、そのポリシーは受け継がれている。

物語自体は、全くもってどうってことのない話だ。
衰えて貧乏になった元スターボクサーが、家族を守るためにもう1度立ち上がる”シンデレラ”ストーリー。
2時間を優に越える力作だが、この映画が描いていることは、それ以上でもそれ以下でもない。ストーリーに新鮮味やアイデアを求める人にとっては、この映画は退屈以外の何物でもないだろう。

でも、その表現の力強さといったら、なかなかのもの。どうってことのないストーリーなのに、グイグイとスクリーンに引き込まれてしまう。
この監督、たぶんすごくマジメな人なのだろう。例えば三谷幸喜とかクドカンなんかには、間違っても作れない映画だ(笑)

大恐慌の中で、どれほど庶民が苦しい生活を強いられていたのか。そういうバックグラウンドを丹念に描いていることが、まず何よりも素晴らしい。
それがあるから、主人公ジミーの生き様に感動が生まれる。応援したくなる。

奇跡の復活を遂げていくジミーに、庶民は勇気づけられる。「この生活から抜け出したい!」そう願う人にとって、ジミーの戦いは自分自身の戦いでもあったのだ。
最後の試合、必死に戦うジミーの姿も感動的だが、僕が涙を誘われたのは、そんな彼を必死に応援する人々の姿だった。

ところで、この「ジミー・ブラドック」というボクサー、実在した人だそうな。
彼の最後の試合の結末に、”いかにも実話”という感じが出ている(フィクションだったら、最後はスカっとKO勝ちでしょう)。
観客をおもいっきり泣かせたいなら、もっと感動を煽る方法もあったはずだけど、この映画はそこまでやりすぎない。そんなエンディングにも、この映画のマジメさが出ている。

欲をいえば、もう少しストーリーにメリハリが欲しかったかな、という気はする。
特に後半、あまりにもトントン拍子すぎたような。もうひと苦労あってもよかったのかな、と。って、実話じゃ仕方ないか(笑)

なにはともあれ、こういう”マジメ”な映画もたまには良いものだな、と思う。
とかく、最近はストーリーのネタも尽きてきて、”変化球勝負”みたいになってきている風潮があるし。
直球勝負、大変アッパレではないか。

余談だけど、先日の選挙。
「民主党の敗因は、党首がマジメすぎたこと」という意見に対し、あるニュースキャスターが、
「マジメであることが悪く言われてしまう世の中。なんだかイヤですね」
みたいなことを言っていた。それを聞いたとき、僕も「たしかに」と思った。

いいじゃない、マジメ。
真っ当なことを、真っ当に表現する。それって、とても偉大なことではないか。ある意味、変化球より、よっぽど勇気が必要なのだから。

って、不マジメな僕が言っても、説得力がないのだけれど(笑)
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by inotti-department | 2005-10-14 01:08 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
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