> ご案内
当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
> 最新のトラックバック
welsh blacks
from welsh blacks
テラびしょびしょw
from お・な・に・ぃ
gilroy high ..
from gilroy high sc..
luniz videos
from luniz videos
mortgage loa..
from mortgage loan ..
elizabeth ar..
from elizabeth arde..
animator fro..
from animator from ..
負けても勝ち組w
from ドンパッチ
korean women..
from korean women n..
pcbyte
from pcbyte
> 『私の頭の中の消しゴム』 ~涙を流したい全ての人へ~
e0038935_0274959.jpg満足度 ★★★★★★★☆☆☆(7点)

『私の頭の中の消しゴム』(2004、韓)
     監督 イ・ジェハン
     出演 チョン・ウソン  ソン・イェジン

最近、ある新聞か何かで、「いま、日本人は”泣きたい症候群”を患っている”」というような記事を読んだ。

歌もテレビもドラマも小説も映画も、国民的大ヒットを飛ばす作品は、みな涙を誘うような感動ものばかりだというのだ。
そんな中、この秋の映画興行を引っ張ったのが、この『私の頭の中の消しゴム』である。

なんだか、タイトルから言って凄そうだ。なにしろ、「の」が3つ続いている。昔、学校で作文の時間に「あんまり”の”が続かないように気をつけましょうね!」と言われた記憶がある僕は、どうにもこのタイトルが引っかかって仕方がないのだ(笑)

さてさて、祝日とレディースデーが重なったこの日、劇場は超満員。しかも、みんな年が若い!ざっと計算したところ、平均年齢21歳とみた。館内の異様な若い熱気は、予告編が始まっても一向におさまらない。おいおい、劇場暗くなったんだし、静かにせーよ。。。

ところが!!映画が始まると、若き観客たちは一斉にシーンとなった。そして1時間30分後、この劇場は、異様なすすり泣きの嵐に覆われることとなったのだ。

では、簡単にあらすじを。
社長令嬢のスジンは、不倫相手と駆け落ちするはずが裏切られ、心に深い傷を負っていた。そんなとき、彼女は工事現場で働く無愛想な大工チョルスと出会う。2人は瞬く間に恋におち、そして結婚。幸せ一色の新婚生活を送るが、そんな日々は長くは続かなかった。もの忘れのあまりの激しさに病院で検査をしたスジンに告げられたのは、「若年性アルツハイマー」という病名だった・・・。

いやぁ、これは泣きました。参りました。映画の出来がどうこうというのは別にして、とりあえず、これは泣きますわ。反則ですわ。

ストーリー自体に特別な凄みがあるわけではない。筋は全て予想通りに転がるし、何ら驚きのエピソードはない。しかし、この映画の素晴らしいところは、とにかく期待を裏切らないところ。ツボをはずさない。泣かせどころを逃さない。監督がもつその感覚の鋭敏さは、もうアッパレのひとことだ。

しかし、自分が泣いといて言うのもなんだけど、みんな泣きすぎ!泣く気マンマンすぎ!僕の横に座っていたカップルの男性(推定19歳)は、「泣く準備しとこーっと」と言って事前に膝の上に置いておいたタオルハンカチを、その時点では冗談だったのだろうが、最後は本当に使う羽目になっていた(笑)。また、斜め前の席の男性(推定21歳)は、映画が終わったあと、「見て見て!」と言って、隣の席の彼女に瞳から流れ落ちる涙を見せびらかしていた。おいおい、何の自慢だよ(笑)

ふと、あるお笑い芸人が言っていた、こんな話を思い出した。「舞台の笑いは簡単だ。お客さんは笑いたくて来ているのだから。大変なのは、笑いたいとは思っていない客を笑わせることだ。だから、テレビは難しい。」少し違うかもしれないが、たしか大体、そんな話だったと思う。

この映画の観客のうちかなりの人たちは、「今日は泣いたる!」と思って観に来ていたのではないか、そう感じたのだ。じゃあ、僕はどうだったのかというと、やはりそれを否定はできない気がする。そして実際、涙を流して、妙に気分がスッキリしたような感覚さえあるのだ。涙には、ストレス発散の効果があるのかもしれない。

劇場が明るくなったあとも、みんな、無理に涙を拭こうとはしていなかった。「これだけ泣いたーー!」そう実感することで、ぱーっとリフレッシュしたかったからなのかもしれない。でも、男にはエンドロールの間に拭いておいてほしかったけど。見知らぬ男の涙は、全然美しくないからね(笑)

「泣きたい!」と願う人を確実に泣かせることで、見事大ヒットしたこの作品。でも、どうしてだろう。映画を観ているとき、あれだけ高ぶっていた僕の気持ちは、映画が終わって5時間ほど経過したいま、自分でもビックリするほど落ち着いてしまっている。そして、細かいストーリーが、驚くほど頭に残っていないのだ。涙には、映画の内容を全て消去してしまうような、そんな危険なパワーも宿っているのかもしれない。僕がいまこの映画に関して言えるのは、「この映画は泣ける」ということだけ。おそらく何年か後、僕には何一つこの映画の記憶が残っていないだろう。「いっぱい泣いた」ということ以外には。

僕の頭の中の消しゴムは、この映画の記憶をどんどん消し始めている。
って、ウマくないか(笑)
[PR]
by inotti-department | 2005-11-24 01:12 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
> フォロー中のブログ
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧