人気ブログランキング | 話題のタグを見る
> ご案内
当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
> 最新のトラックバック
> 『ティム・バートンのコープスブライド』 ~さては、手抜いたなぁ?~
『ティム・バートンのコープスブライド』 ~さては、手抜いたなぁ?~_e0038935_2384464.jpg満足度 ★★★★★★☆☆☆☆(6点)

『ティム・バートンのコープスブライド』(2005、米)
   監督 ティム・バートン マイク・ジョンソン
   声の出演 J・デップ H・ボナム=カーター

今も愛されつづける伝説の傑作アニメ『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』から12年。奇才ティム・バートンが、再びアニメ映画を完成させた。

僕はあの映画が大好きなので、当然この『コープスブライド』にも相当な期待をもっていた。まして、バートンの最新作『チャーリーとチョコレート工場』が会心の出来だったので、その期待はさらに高まるばかり。

さてさて、あらすじはこんな感じ。
成り金夫婦の内気なひとり息子・ビクターは、没落貴族の娘・ビクトリアと政略結婚することに。しかし、気の小さいビクターは、結婚式のリハーサルで失敗ばかり繰り返し、完璧にセリフを言えるようになるまで結婚式は延期に。ひとり練習をはじめるビクターだが、枯れ枝に指輪をはめたつもりが、なんとそれはコープスブライド(死体の花嫁)の指だった。婚約者に裏切られて命を落としてから、結婚を渇望する幽霊となったコープスブライドは、ビクターが自分にプロポーズしてくれたと早とちりして大はしゃぎする。ビクターは死者たちが暮らす地下世界にさらわれてしまうが・・・。

うーん、どうなんでしょ、この映画。

悪くはないのだ、悪くは。ストーリー展開には安定感があり、安心して映画を楽しむことができる。持ち前のミュージカルシーンも楽しいし、映像もしっかり練られている。間違いなく、平均レベルよりは高い水準にあるアニメ映画だと思う。

でもなーー。なんか、こんな風に思ってしまったのだ。「バートン、手抜きしたなー?」って。

ハッキリ言って、この程度のアイデアなら、バートンじゃなくたって出せる。『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』には、間違いなく彼にしか作れないと感じさせるオリジナリティがあったけれど、そういう特殊性がこの『コープスブライド』にはないのだ。

キャラクター設定もなんだか地味だし、ストーリーにも妙味がない。せっかく楽しいミュージカルシーンも、あまり回数が多くなくて、ちょっとガッカリ。

この映画は、『チャーリー・・・』と同時並行で製作されたらしい。力の入れ具合でいったら、”チャーリー7:3コープス”といったところかな?要するに、いい映画を作ったる!っていう気概が感じられないのだ、この映画には。別に肩に力を入れて作る必要はないのだけれど、でもやっぱり、「おっ!」と思わせる何かがもっと欲しいな、とは感じた。とはいえ、30%の力でもこれだけのものが作れちゃうのは、さすがだとは思うけれど。

そういえば、主人公ビクターの声は、ジョニー・デップだったんだよなー。なんか、全然感じなかった。それだけナチュラルなセリフまわしが出来ていたということか、それともまさかデップも手を抜いていたのか?まぁ、どちらにせよ、キムタクのハウルよりは良かったけれど(笑)
by inotti-department | 2005-11-25 23:38 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
> フォロー中のブログ
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧