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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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> 『歓びを歌にのせて』 ~傑作!忘れられないハーモニー~
e0038935_23352266.jpg満足度 ★★★★★★★★★☆(9点)

『歓びを歌にのせて』(2004、スウェーデン)
   監督 ケイ・ポラック
   出演 ミカエル・ニュクビスト

今日は映画を2本観ようと思ってたんだけど、1本で帰ってきちゃいました。
なんで?って、『歓びを歌にのせて』の余韻にしばらく浸っていたかったから。

人生ではじめてのスウェーデン映画。
僕にとっては、永遠に忘れられない、素晴らしく感動的な傑作であった。

さて、あらすじ。
8年先のスケジュールまでビッシリ埋まっている、人気天才指揮者・ダニエル。しかし、ある日のコンサートでステージ上で倒れてしまう。原因は、心臓発作。ボロボロの身体を癒すため、ダニエルは第一線を退き、7歳のときに離れた故郷で暮らすことに。音楽から離れて静かに暮らすつもりだったダニエルだが、村に着くと、聖歌隊の指導を依頼される。天才的な音楽家と、アマチュア集団。最初は双方かみ合わないが、ダニエルの自由な練習法に、次第にメンバーたちは歌う歓びに目覚めていく・・・・。

「スウェーデンで国民的大ヒット」というコピーがホントかウソかは知らんが、これは確かにスゴイ映画!「文部科学省選定」かどうかはどうでもいいが、これは確かにケチのつけようのない傑作!

天才的な音楽家が、田舎で素人を教えているうちに、音楽の歓びと愛することの素晴らしさに気付いていく物語。こうやって言ってしまうと、まぁよくあるパターンの話だし、決して真新しい設定ではないのだけれど、何はともあれとっても魅力的な映画なのだ。

「みんな、それぞれ自分だけの”音”を持っている。」
繰り返し繰り返しメンバーにそう説いていくダニエル。そして、自分の”音”に気付いたメンバーたちは、同時に自分だけの”人生”をも探しはじめる。心を解き放って歌うことの歓びを知った彼らは、それぞれの私生活における壁を突き破って、人生の歓びも同時に見出していくのだ。その過程は、痛々しくもあるのだけれど、同時にすごく感動的で、素晴らしい。

ダニエルとの出会いによって、村人たちの人生は変わった。しかし、一方で、ダニエル自身は?「心を解き放て」と教えるダニエル自身が、実は一番心を閉ざしてしまっているのだ。音楽のことだけを考えて生きてきたダニエルは、気が付いたら、人を愛せない男になってしまっていた。

そんなダニエルに、愛することの素晴らしさを教えるのは、レナ(彼女がとってもキュート!)をはじめとする村人たち。互いが影響を与え合って、音楽のもとにひとつになっていく。印象的なエピソードを積み重ねつつその過程を丁寧に綴っていく脚本と演出には、いささかのスキもない。

メンバーたちの関係の描き方も、すごくウマイ。一見すごく仲が良さそうに見えて、みんなけっこう腹の中では本音を隠してる。その本音が、「心を解き放て!」というダニエルの教えのもとに、ポコポコと表に出てきてしまうのだ。それによって亀裂も生じるのだけれど、その数分後には結束が深まってるのが面白い。なるほど、思うがままに生きるってのは、確かにとても大切なことかもしれない。

そして何といっても感動的なのは、やはりその”歌”。劇中でガブリエルが披露する歌の、まぁ素晴らしいこと。”生きる”ということを歌った詩も素晴らしいし、美しいメロディもいまだに心に焼き付いて離れない。ちなみに、このガブリエルを演じた女性は、スウェーデンの国民的人気歌手だとか。そうだよね、どうりでただの素人コーラス隊にしてはウマイと思った(笑)。

<以下、ラストシーンに言及します。未見の方は、ご注意下さい。>

聖歌隊は、人数を増やしつつ、コンクールを目指しはじめる。最後は、ステージで素晴らしい歌声を響かせ、感動の大団円かな?しかし!映画は、そんな安直な予想しかできなかった僕をあざ笑うかのような、意外なクライマックスを用意していた。

ご覧になった皆さん、いかがでしたか?
気持ちよく大量の涙を流したかった人にとっては、ひょっとしたらあまり歓迎できない終わり方だったかもしれない。でも、僕にとっては、すごく好きな終わり方でした。

ステージ上で”自分だけの声”を響かせあうメンバーたち。その声は、やがて観客全員にまで拡大していく。ただただ幸せに包まれるような結末ではなかったけれど、誰が何と言おうと、まぎれもなく”ハッピーエンド”だったと思うのだ。
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by inotti-department | 2006-02-14 00:20 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
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