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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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> 『スター・ウォーズ エピソード3』 ~堂々たる完結!そしてSWは~
満足度 ★★★★★★★★★☆(9点)

上映が終わった後の、劇場内のトイレでの出来事。
誰かが笑いながら呟いた。
「うーん、イマイチだなぁ。いろいろと詰め込みすぎだよね」

映画の見方は、人それぞれ。同じものを観て、感動する人もいれば失望する人もいる。
そんなことは、言われなくともわかっている。
それでも、私は思わずこう叫びたい気分に襲われてしまった。

「いろいろと詰め込むに決まってんだろーー!30年つづいたシリーズの、完結編なんだぞ!ここで全て詰め込まないで、一体いつまで温存しとくっていうんだよ、このボケがーー!!」

自慢じゃないが、超小心者の私。もちろん、声にも表情にも出さなかったが。

そんなわけで、話題の『スター・ウォーズ エピソード3』を、ようやく観ることができた。
全6部作(もともとは9部作と言われていたが、どうやら監督のルーカスには、あと3作撮るつもりはないようだ)の完結編、その出来栄えやいかに?

ここで、簡単なあらすじの紹介。
ドゥークー伯爵率いる分離主義者たちの反乱により、共和国の秩序は崩壊寸前。議長のパルパティーンは独裁色を強め、アナキンを重用していく。ヨーダらジェダイ騎士たちは、そんな議長に不信感を持ち始め、アナキンに議長のスパイを命じる。しかし、その頃アナキンは、妊娠したパドメが死ぬ悪夢に悩まされ、精神を乱しはじめていた・・・。

<以下の感想、ネタバレ含みます。未見の方は、ご注意ください>

結論から言おう。
素晴らしい。堂々たる完結。シリーズ最高の出来といっていいと思う。
エピソード「1」と「2」のグータラっぷりも、全ては「3」への伏線だったということで水に流そうではないか。それぐらい、面白い。

「3」の見所は、そりゃもう観る前から決まっている。
アナキンがいかにしてダース・ベイダーになるのか?
ハイライトがいずれやってくることがわかっているぶん、前半は劇場全体に妙な緊張感があり、なんだかソワソワして落ち着かない。
そして中盤、アナキンがダークサイドに堕ち、ついにダース・ベイダー襲名。
そこから物語は、シリーズ史上最悪の悲劇へと突き進む。
こうなってくると、もはや冷静にスクリーンを直視できない。
私の横に座っていた50歳ぐらいの女性の方など、途中からずっとすすり泣き状態に入ってしまっていた。
そしてクライマックスは、アナキンとオビ=ワンの悲しき対決。

実を言うと、この展開は、観る前からだいたいわかっていた(スター・ウォーズを5作観続けてきた人なら、ほとんど同じだろう)。予告編も、ほぼこの流れで作られていたし。
でも、それでよいのだ。30年にわたるシリーズの完結編。意外性などもはや必要ない。私たちが見たいのは、ダース・ベイダーに生まれ変わるアナキンの変貌であり、それを止められずに絶望するオビ=ワンやヨーダの悲しみなのだから。

たしかに、展開に強引な面があるのも事実。
例えばパドメの死は、物語の流れのうえで都合よく扱われた感もあるし、オビ=ワンやヨーダが長期の撤退を決める流れも、エピソード4との繋がりのために唐突に作られたという印象を受けた。

でも、それでよいのだ。何よりも大切なことは、「3」の最後と「4」の最初がしっかりと繋がること。ルーク。レイア。タトゥイーンの太陽。涙こそ流さなかったが、最後は震えが止まらなかった。

さて、ここでちょっと脱線して、旧3部作と新3部作の比較を。
旧3部作は、善悪の関係が非常にハッキリしていてわかりやすい。「悪の独裁国家・帝国」VS「善の民主主義国家・共和国(反乱軍)」の戦いだ。
一方、新3部作は、対立の構図が見えにくくなっている。共和国、ジェダイ、分離主義者、シス。様々な立場が入り乱れ、ちょっと混乱させられる。個人的には、「1」と「2」の物足りなさは、その「わかりにくさ」に起因していると思う。

ところが、「3」を観て、私はそこに面白さを感じた。
分離主義者の反乱を抑えようとする共和国。ここまでは「善」だ。しかし、武力によって秩序を取り戻そうとする共和国は、次第に独裁軍事国家になっていく。そして気が付いたら、シスと一体化して「悪」の帝国になってしまうのだ。

なんだか、これって怖くないか?ひょっとして、これって、現実社会に置き換えられやしないか?

例え話をしよう。ある国で、テロが起こる。これを鎮圧して秩序を取り戻そうと、国家は軍事力によってひとつにまとまる。そして国民の支持のもと、テロを鎮圧する。しかし、テロリストがいなくなったその国には、軍事力と、それをまとめあげる独裁的な政府が残る。そして、その力によって世界をもひとつにまとめあげようとする。
「善」だと思っていたものが、気が付いたら「悪」になっていた。なんだか、とても怖い話ではないか。

こんな状況だと、そこにいる国民はとても混乱する。「え、何を信じたらいいの?一体、誰が正しいの?」そして、気が付いたら、自分も「悪」の一員になっていたりする。
さて、映画の中で、同じように混乱している男がいなかっただろうか?
そう、アナキンだ。

エピソード3に批判的な声の中で圧倒的に多いのは、「アナキンがダークサイドに堕ちた理由に説得力がない」というもののようである。
反論したい。説得力がないのは、当たり前だ。理由なんて、実は特にないのだ。
そう、アナキンは、”気が付いたら”ダークサイドに堕ちていた。
戦争は、ひとりのピュアで弱い青年を、悪にする力を持っているのだ。

いろいろと小難しいことを言ったが、もちろんそれはスター・ウォーズの本当の楽しみ方ではない。あくまでも、スター・ウォーズというのは、娯楽冒険活劇なのだ。

「泣ける」と評判のエピソード3だけど、実はそれほど泣きどころはない。
泣ける映画にしようと思えば、もっといくらでもやり方はあったと思う。
でも、ルーカスはそれをしなかった。スター・ウォーズは、あくまでも娯楽冒険活劇だから。
「3」においても、無駄に長い戦闘シーンは健在。削ろうと思えば、いくらでも削れるのだけれど。

それが、私は何よりもうれしかった。

スター・ウォーズ、堂々たる完結。
そしてSWは、伝説から神話になった。
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by inotti-department | 2005-08-02 03:42 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
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