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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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> 映画『電車男』 ~恋愛をとるか?友情をとるか?~
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆(6点)

突然ですが、質問です。
「あなたは本を読むとき、ブックカバーを付けていますか?」

私の答えは「No」。文庫であろうがハードカバーであろうが、コミックであろうがエロ本であろうが、表紙を隠すようなことはしたくない。これ、読書に関する、絶対に譲れない私のポリシー。

私は電車の中で、自分が読んだことがある本を他人が読んでいるのを見ると、なんだか嬉しくなる。そしてコッソリ横から覗きこんで、「へぇー、いまそこかぁ。そのあとが面白いんだよなぁ」と、余計なことを教えてあげたくなる(もちろん、そんなことはしないが)。

みんな、もっと読書体験を共有しよう!!と、私は声を大にして提案したい。
映画の感想を語り合っている人は多いけど、読んだ本について盛り上がっている光景って、あまり見かけない。「読書はひとりでするもの」って、そりゃもちろんそうなんだけれど、そんなにコソコソページをめくる必要はないじゃない。

だから、私はカバーをしない。自分がいま何を読んでいるのか、みんなに情報公開するために。「いま、こんな本が出てるんですよ!」って、本屋さんに代わって宣伝係を買って出ている私である。

さて、なぜ最初にこんな話をするのかというと、『電車男』の話なのである。

『電車男』は恥ずかしい。体がムズムズかゆくなる。

電車に乗るたびに、他人の読んでいる本を覗きこむ私だが、『電車男』を読んでいる人ってほとんど見かけたことがない。あれだけの大ベストセラーなのに、なぜだろう?
そして今思い返すと、私も『電車男』を読んでいたときは、公共の場所ではあまり本を開かず、
ほとんど家で読みきったように思う。

『電車男』って、物語自体は恥ずかしくなるほどチープな恋愛ものだ。だから、「私は『電車男』を読んでいます!しかも、感動しちゃってます!」って他人に思われるのは、なんだかちょっと恥ずかしい。
だから、みんなコッソリ読んでいる。そしてコッソリ、応援している。

そしてそれは、実際に電車男をネット上で応援した、2ちゃんねるの住人たちも同じ。
彼らもまた、誰にも言わずに、コッソリ電車にエールを送っていたに違いない。そして、そんな彼らと電車男の奇妙な友情こそ、この物語の最も面白い部分であり、涙を誘うところなのだ。

私が小説『電車男』を読んで抱いた感想は、そういうものだった。「『電車男』は、友情物語である!」

<以下、映画の感想。ネタバレ含みます。未見の方はご注意ください。>

さて、映画版『電車男』。この異色のベストセラー小説を、どうやって映像化する?私は興味深く、劇場に足を運んだ。
「恋愛をとるか?友情をとるか?」さて、監督の選択は?

結論からいえば、どちらを選択したのか、よくわからなかった。両方を追いかけ、両方に見せ場をつくり、そして両方とも中途半端になってしまった気がする。

個人的には、「おまえには、おれたちがついている!」という住人のセリフが、『電車男』のベストシーンだと私は思っている。そこはよく描けていた。先に本を読んでわかってはいても、やはり改めて感動した。

ただ、恋愛部分は退屈。小説ではネット上で語られるだけだった部分を実際に映像として見せられると、もう恥ずかしくてマトモには見ていられない。
ところが映画版『電車男』、2人のダラダラしたデートシーンに、尋常じゃない時間を費やしている。もっと、電車と2ちゃんねる住人たちの会話を楽しみたいのに!!そこが最大の不満。

山田孝之の急速な変身ぶりにも、少し違和感が残った。オシャレな服を買い、美容院へ行き、メガネからコンタクトに変える電車。かつては無視されていたティッシュ配りのお姉さんからもティッシュをゲットできるようになり、会社の同僚からは合コンに誘われる。
それを観ていたら、なんだかちょっと嫌な気持ちになったのだ。「要するに、人間は外見ってこと?恋をしたければ、かっこよくなれってこと?」中盤まで、私は少し複雑な気持ちで電車男の恋を見守っていた。

ところが、ラストの告白シーン。ここは素晴らしい。私は唸らされた。
エルメスに想いを伝えるために、彼女を追いかけ秋葉原へ向かう電車男。その道中、電車はコンタクトをなくし、着ていたオシャレなシャツを落とし、変身前のもとの「アキバ系」スタイルに戻ってしまう。そしてその姿のまま、エルメスに告白。

そう、大切なのは見た目じゃない。エルメスが電車男を好きになったのは、彼の真っ直ぐで純粋な内面に魅かれたからなのだ。それをビジュアルで表現する、映画版ならではの素敵な告白シーンになっていたと思う。

映画版を観て、少しだけ印象が変わった。
『電車男』は友情物語である。
でも同時にやはり、『電車男』は恋愛物語でもあるのだ、と。
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by inotti-department | 2005-08-03 23:37 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
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