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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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> 小説ネタバレstory紹介 <ナ行>
※完全ネタバレでstoryを紹介しています。未読の方はご注意ください。

・法月綸太郎『生首に聞いてみろ』(2004)  ★★★★★★★★☆☆
<story> 作家で探偵の法月綸太郎は、後輩のカメラマン田代の写真展で、顔見知りの翻訳家・川島敦志とバッタリ再会する。会場には、敦志の兄で前衛彫刻家の川島伊作の娘であり、敦志の姪にあたる江知佳も来ていた。2人を見て、敦志と伊作は絶縁状態にあるという噂を綸太郎は思い出す。が、敦志いわく、最近になって和解したのだと聞かされる。そこに、伊作が自宅のアトリエで倒れたという急報が入る。伊作は病気を患っていて、そのまま亡くなってしまう。数日後、敦志に呼ばれ、綸太郎は川島家を訪れる。伊作は生前、長年封印していた新作人体直取り彫刻の制作に没頭していた。彼は21年前に、江知佳の母親の律子が妊娠中に、律子をモデルにした「母子像」という作品を発表していた。今回の作品のモデルは江知佳だったが、そのポーズは21年前の作品と全く同じだった。その新作の首が、何者かによって切られてなくなってしまったのだという。敦志は、江知佳への殺人予告なのではないかと疑い、綸太郎に調査を依頼したのだった。伊作展のプロモーターを務める美術評論家の宇佐美は、「もともと首はなかった」という推理を展開し、綸太郎もその説得力に圧倒される。敦志は、首切りの犯人は堂本というカメラマンだと主張する。堂本は、かつて江知佳にストーカーをしていて、それを妨害した伊作に恨みを持っているのだという。綸太郎は、事件のカギは16年前にあると睨む。伊作は16年前に律子と離婚していた。その原因は、律子の妹・結子と伊作の不倫。結子は伊作の子どもを妊娠し、それに苦しみ遺書を残して自殺したのだという。そしてその半年後、結子の夫・各務と律子が再婚。それ以来、律子は伊作と江知佳の前に現れていないのだという。江知佳が、伊作の葬儀に来た各務に「律子さんに確かめたいことがある」と話したのが、綸太郎は気になっていた。そんな中、江知佳が行方不明になってしまう。江知佳が産婦人科を探していた形跡があることから、綸太郎は江知佳の妊娠を疑う。そして数日後、江知佳の生首が宇佐美のもとに送られてくる。差出人が堂本になっていたこと、残っていた指紋から、警察は堂本を容疑者として捜査を開始。その後、宇佐美も、首のない石膏像を持ち出したまま姿を消してしまう。堂本の女・さやかに話を聞いた綸太郎は、堂本が「江知佳の本当の母親は律子ではなく、死んだ結子だ」ということをネタに、誰かを脅して金を取ろうとしていたことを知る。綸太郎は、結子が通っていた産婦人科を訪ねる。そこには、江知佳も話を聞きにきていた。そこで、院長の口から「結子さんは、義弟に犯されたと言っていた」ということを聞く。警察は、宇佐美を発見する。宇佐美は、堂本と接触しようとしていたところを拘束されたのだ。宇佐美の話を聞き、綸太郎は真相への確信を得る。石膏像の首を切ったのは江知佳。江知佳は自分から堂本に接触し、首を預かってもらった。その首には、目が付いていた。人体直取り彫刻というのは、目が開いていることはありえない。モデルが目を開けた状態で型を取ることは不可能だからだ。方法はただひとつ。死体から型を取ることだ。堂本は、「母子像」というタイトルから、その顔のモデルが結子の遺体から取ったものであることに気付き、結子と江知佳が母子であると推理した。そして、その写真を宇佐美に送り、金を脅し取ろうとしたのだ。写真を見た宇佐美は、堂本とは別の結論に行き着いた。江知佳の本当の母親は、すでに死んでいる。つまり、16年前に自殺したのは実は結子ではなく律子で、いま各務の妻になり律子と名乗っている女性は、実は結子なのではないか、と。律子は自殺に見せかけられ、各務と結子夫妻に殺された。そして、各務夫妻は保険金を手にし、その後結子は律子になり、各務と再婚したのだ。完成した石膏像を見た江知佳もこの真相に気付き、首を切断。その生首を持って各務夫妻を問い詰め、彼らに殺されたのだ。そして、各務夫妻は、その罪を堂本になすりつけようとしたのだ。では、伊作の狙いは何だったのか。彼は、目を開いた母子像によって、各務夫妻の罪を告発しようとした。しかし、なぜ回りくどい方法を取ったのかというと、それは彼もまた16年前の計画の共犯者だったからだ。当時スランプに陥っていた伊作は、どうしても目の開いた石膏像を作りたかった。そのために、死体から型取りしたデスマスクを欲していたのだ。さらに、律子の妊娠を知り逆上し、律子のデスマスクを交換条件に、各務夫妻の計画に乗ってしまったのだ。伊作の罪を知った宇佐美は、それを隠すために、首のない石膏像を運び出したのだった。そして、写真が公表されることを恐れ、堂本と接触しようとしていたのだ。では、死んだ律子のお腹の子の父親は誰だったのか。「義弟に犯された」という証言から、綸太郎は当初、敦志を疑った。そしてそれは、16年前の伊作も同じだった。伊作が敦志と絶縁していたのも、そのためだ。しかし、相手は敦志ではなく、各務だった。各務は律子をレイプして孕ませた。事実を隠したい律子に、結子は、結子になり代わって産婦人科へ行くように持ち掛け、保険証を渡した。それで産婦人科医は、患者は結子だと思い込み、また警察も遺体の女性が妊娠していたことから、自殺したのは結子だとして処理してしまったのだ。結子から「律子の相手は敦志」だと聞かされた伊作は、律子を問い詰めた。「義弟の子か?」と。律子は「義弟」とは「各務」を指しているのだと思い込み、それを認めてしまったのだ。そして16年たち、伊作は自分の勘違いを知った。彼は敦志と和解し、各務夫妻への復讐のため、母子像制作に取り掛かったのだった。
<ひとことreview> 2005年版「このミステリーがすごい!」第一位に輝いた傑作ミステリー。とにかく、緻密。精緻な計算のもと、パズルのようにひとつひとつ謎が解かれてゆく。登場人物たちの謎の満ちた行動も、最後には全て論理的に説明されるので、読み終わって不満や混乱が何も残らない。まさに、本格ミステリーのお手本のような作品だ。
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by inotti-department | 2005-08-12 02:25 | 小説ネタバレstory紹介
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
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