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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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> 『プラダを着た悪魔』 ~女優がみんな素晴らしい!~
e0038935_12163325.jpg満足度 ★★★★★★★★☆☆(8点)

『プラダを着た悪魔』(2006、米)
 監督 デビッド・フランケル
 出演 メリル・ストリープ アン・ハサウェイ

一流大学を卒業し、人気ファッション誌「ランウェイ」のアシスタントに就職したアンディ。しかし、編集長のミランダは、誰もが恐れる鬼編集長。無謀な注文を次々に命じられ、アンディは最初まともに応えることができない。しかし、懸命の努力で次第にミランダの信頼を勝ち取り、服装のセンスも認められるようになる。けれども、仕事が順調になるにつれ、私生活や友人関係に亀裂が入りはじめ・・・。


「女性なら誰もが楽しめる・・・」という売り込みコピーにも負けず、男性代表として観てきました。ターゲットを絞った宣伝戦略には賛成しますが、このコピーにはどうやら少し間違いもあったようです。この映画、女性だけでなく、男性でも十分に楽しめる映画だと思います。

エンタテインメントとして、ライトコメディとして、とてもレベルの高い映画です。ストーリーは冷静に考えるとツッコミどころも多いのですが、テンポがとてもいいので余計なことを考えさせません。音楽やファッションなどのセンスも見事で、映画のレベルを高めています。

そして、何よりも素晴らしいのが女優陣の演技です。先ほども言ったように、この映画は決して”女性の映画”ではないと思いますが、”女優の映画”であることは間違いありません。それぐらい、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラントの演技が3人とも素晴らしいです。

まずは、鬼編集長ミランダを演じたメリル・ストリープ。ご存知、アカデミー賞に10数回ノミネートされている、名実ともにアメリカNo.1の名女優です。この人は、本当に凄い女優さんですね。前半のミランダは、とにかくひたすらムチャクチャで、ただただムカつきます。でも、そのやり方があまりにも豪快なので、かえって気持ちがいいぐらいです。実はこの前半で、観客のほとんどの人はなんだかんだでミランダのことが好きになってしまうのではないでしょうか。僕もそうでした。

そして、真骨頂は、硬軟織り交ぜた後半のミランダ。仕事ひと筋で家庭を犠牲にしてきた女の哀しみ、そしてそれでも強く生き抜くことを決意した女の強さ。その両方を、まなざしひとつで、それこそ顔のシワの作り方ひとつで見事に表現していました。しかも、重くならないように、ストーリーの邪魔にならないように、あくまでもサラっとテンポよく。これは、そんじょそこらの女優にできる芸当ではありません。

ネタバレになるので深くは言いませんが、車を去ったアンディに気付いたときの一瞬の戸惑い、そしてその後すぐにいつものカリスマ編集長の顔に戻る切り替えの演技などは、もう圧巻のひとことでした。今回の演技で、本年度のゴールデン・グローブ賞最優秀主演女優賞(助演でないかい?とは思うのですが)を受賞したようです。納得。当然アカデミー賞のノミネートも確実でしょう。

でも、それでも僕はこの映画は、アン・ハサウェイの映画だと思っています。メリル・ストリープのような技術はありません。でも、メリルの名演技を引き出しているのも、対照的なアン・ハサウェイのフレッシュでストレートな魅力だと思うのです。ミランダを尊敬しながらも、違う生き方を模索しようと葛藤する若い女性の生き様を、見事に演じきっています。

また、ダサくてトロいOLと、ファッショナブルで有能なアシスタントの両方を、どちらもかわいらしく魅力的に見せることができるのも、彼女の女優としての幅の広さを示していると思います。今後が楽しみな女優さんです。

そしてもうひとり忘れちゃいけないのが、第一アシスタントを演じたエミリー・ブラント。この人がまた素晴らしい!前半はただただ性格の悪いお局という感じなのですが、嫌味がないギリギリのところで表現しているので、この人も観客に嫌われません。

中盤からは、この人物の隠れた魅力がどんどん明らかになっていきます。実は凡人であることを自分では百も承知で、それでも夢に向かって必死に食らいついていく逞しいエミリーの生き方。ある意味、実は容姿にも才能にも恵まれているアンディ以上に、このエミリーこそ最も感情移入しやすいキャラクターかもしれません。

また、中盤以降のエミリーとアンディのひねくれた友情は、この映画のスパイスになっています。ラスト、この2人の間にひとつエピソードを挿んでくれた監督に感謝。最後のエミリーのセリフは、この映画の中では最高のセリフであり、アンディにとっては最高の褒め言葉でしょう。

女優について語るだけで、これだけの長さになってしまいました。おそらく見る人にとって、面白さを感じる視点は変わってくるのでしょう。僕自身、「仕事と私生活」という語りふるされたテーマにも、改めていろいろ感じる部分がありました。それは、女性だけでなく男性だって同じだと思います。

女性だけでなく、男性の方々にも、ぜひ観ていただきたい映画です。
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by inotti-department | 2007-01-20 12:53 | cinema
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
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