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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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2005年 11月 03日 ( 2 )
『四月の雪』 ~”ヨン様でしょー?”と侮るなかれ~
e0038935_21164923.jpg満足度 ★★★★★★☆☆☆☆(6点)

『四月の雪』(2005、韓)
    監督 ホ・ジノ
    出演 ペ・ヨンジュン  ソン・イェジン

「『四月の雪』観たいなー」なんて人前でうっかり言うと、「えー、あのヨン様(あるいは、ヨンと呼び捨てにする人も多い)の映画でしょー?全然観たくない!」と一蹴されてしまう。

ペ・ヨンジュンという俳優に関しては、溺愛するか嘲笑するか、どちらかの選択肢しか許されないようなところがあるように思う。溺愛派は、徹底的に韓流ブームを追いかける。一方、嘲笑派は、「ヨン様、キモーーい」と言って韓国ドラマなどには見向きもしない。

で、僕はどうなのか。実は、ヨン様の演技というものを、生まれて1度も見たことがなかった。もちろん、『冬ソナ』もいまだ未見。とりあえず、時々テレビで目にするペ・ヨンジュンをカッコイイと感じたことは1度もないが(笑)

ただ、僕は韓国映画に関しては、かなり評価している。『オールド・ボーイ』の衝撃はいまだに忘れられないし、『ブラザーフッド』『殺人の追憶』『JSA』など、感動作や力作も非常に多い。”韓流”という言葉はあまり使いたくないが、韓国映画のパワーは、今のところ間違いなく日本映画のそれを超えていると思う。

だから、この『四月の雪』に関しても、別にヨン様が出ていることなどどうでもよかったのだ。むしろ、ホ・ジノ監督が以前に撮った『八月のクリスマス』という映画がなかなか良かったので、それで観に行ったというほうが正解。

そして期待通り、『四月の雪』は、ヨン様がうんぬんというのは別にして、なかなかの良作であった。

では、あらすじ。
照明ディレクターのインスの妻スジンが、交通事故で病院に運ばれた。駆けつけたインスは、事故に遭ったスジンが乗っていた車には別の男が同乗していたことを知り、ショックを受ける。同乗者は、ギョンホという男。病院には、ギョンホの妻ソヨンも駆けつけていた。インスとソヨンは、事故の被害者家族のところへ一緒に謝りに行くなどしているうちに、同じ立場であるという親近感もあり、次第に心を通わせていく。そして2人は、許されぬ恋へと踏み出していく・・・。

<以下、ネタバレ含みます。未見の方は、ご注意ください。>

ダブル不倫という素材自体は、決して目新しいものではない。そして一歩間違うと、昼メロのようなドロドロの展開になりかねない。

この映画にも、そういうチャンスは何度もあった。インスとソヨンが密会しているホテルの部屋を、スジンの父親が訪れたとき。インスとソヨンの熱愛が最高潮に達しているときに、スジンが意識を取り戻したとき。ドロドロにしようと思えば、いくらでもそういう方向にもっていけたはず。でも、ホ・ジノ監督は、それはしなかった。説明的なセリフやわかりやすい展開はことごとく排除し、2人の心理を丁寧に丁寧に拾いあげていくことに専念した。

『八月のクリスマス』という映画もそうだった。静かに丁寧に、抑制した心理描写を重ねることで、味わい深さを出していく。これは、この監督の最大の持ち味だと思う(一方で、刺激的な展開が好きな方にとっては、全くもって物足りない監督だろう)。

僕の記憶では、ペ・ヨンジュンという俳優は、「微笑みの貴公子」と呼ばれていたような気がする。しかし、この『四月の雪』において、彼は常に悲しげな表情を浮かべており、ほとんど笑顔を見せない。さしずめ、「物憂げな貴公子」とでも呼びましょうか(笑)

でも、僕の印象では、彼はすごくこの役柄にハマっていたように感じた。ヨン様の笑顔を期待していた人にとってはどうだったかわからないけれど、とても巧みに、丁寧に演じていたのではないかと思う。韓国ではボロクソに言われているという噂も耳にするが、僕の中では確実に彼に対する印象はアップした。

ストーリーに話を戻すと、正直言って、僕には主人公2人の関係が”恋愛”と呼べるものなのかどうか、途中まで判断できなかった。好きとかっていうんじゃなくて、ただ寂しくて寄り添いあってるだけでしょ?という風にしか感じられなかったのだ。2人がすぐに互いの身体に手を触れ、肌の温もりを最優先に求めようとするのが、その何よりの証拠だろう、と。

でも、最後、僕はハッとさせられた。意識を戻した妻との生活に戻ったインスを見つめる、ソヨンの涙。ソヨンのいなくなった部屋で感情を爆発させる、インスの涙。

そうか、最初、それは”恋愛”ではなかったにせよ、いつしか2人の間には確実に”愛”が芽生えていたのだな、と僕は思い知らされた。愛には、いろいろな形があるのだ。誰にも理解されず、誰にも応援されなかったとしても、やっぱりそれは紛れもなく”愛”なのだ、と。

ラスト、2人を包み込む”四月の雪”。
たとえ許されない愛だとしても、それでも一緒にいていいんだよ。
そう、語りかけているような気がした。
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by inotti-department | 2005-11-03 22:09 | cinema
『ダ・ヴィンチ・コード』 ~犯人よりも聖杯探し!~
e0038935_043244.jpg
満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7点)

ダン・ブラウン著
『ダ・ヴィンチ・コード』
2004、角川書店


最近、とても悲しいことに、映画も本も、すべてチェックが後手後手にまわっている。

映画を例にすると。公開が終わる直前に、慌てて劇場へ足を運ぶ。公開されたばかりの作品は、とりあえずあとまわしにして。しかし、やがてその作品も、公開が終わる。慌てて観に行く。すると、また次の新作は、ひとまずあとまわし。その繰り返し。

まさに、負のスパイラルである(涙)。

そんなわけで、いまさら、『ダ・ヴィンチ・コード』を読み終えたわけです。はい。僕は常に何かしら本を1冊携帯しているので、周りの人から「いまは何を読んでるの?」と聞かれるパターンが少なくない。でも、今回ほど、いろんな人から「あ、それ読んだよ。面白いよね~」と、ちょっと誇らしげな顔で言われまくったことはなかった(笑)。

というわけで、今回は「面白いから、ぜひ読んでみて!」なんてことは言いませぬ。「面白く読ませていただきました!」という感じで、とどめておこうと思います。

では、簡単なあらすじ。今さらですが。。。
ルーブル美術館の館長ソニエールが殺された。パリに滞在していた象徴学者ラングドンは、ファーシュ警部から呼び出される。理由は2つ。ひとつは、彼がソニエールと会う約束をしていたこと。もうひとつは、現場に謎のメッセージが残されていたから。ラングドンはメッセージの意味を解こうとするが、現場に現れた、ソニエールの孫であり暗号解読官であるソフィーから驚くべき事実を伝えられる。警部は隠しているが、現場には「ラングドンを捜せ!」というメッセージが残されていたため、ラングドンは事件の重要参考人になっているというのだ。ラングドンは、自分の無実を証明するため、またソニエールが残したメッセージの意味を解くため、ソフィーとともに美術館を脱出するのだが・・・。

<以下、多少ネタバレ入ります。でも、ミステリーなので、犯人の名前は伏せます。>

世界的ベストセラーになっているというのも、十分に納得。ページを捲る手が止まらない、魅力的なミステリー小説である。

といっても、その魅力は、「犯人捜しのミステリー」としてのものではない。というより、実際にソニエール殺しを実行した人物に関しては、小説の冒頭ですでに明らかにされている。だから、ここでいう犯人とは、全ての事件を裏で操る”導師”の正体なのである。が、その”導師”が誰なのかということなど、物語の中盤あたりからどうでもよくなってしまうのだ(しかも、”導師”の正体の見当は、途中で大体ついてしまう)。

『ダ・ヴィンチ・コード』のミステリー。それは、イエス・キリストにまつわる伝説。そして、キリスト教の暗部に触れる”聖杯”を探すミステリーとしての魅力なのである。

イエス・キリストは神ではなく、ただの1人の人間だった。彼は、普通の人間と同じように、恋もしたし結婚もした。その相手は、マグダラのマリア。

しかし、イエスを神として絶対的な存在にすることで組織力を増したいキリスト教会は、その事実をひた隠しにしてきた。そして、聖書は書き換えられ、マグダラのマリアは娼婦として貶められた。

その事実を証明する文書をずっと守りつづけてきた秘密結社。それが、シオン修道会。殺されたソニエールは、そのシオン修道会のトップだった。ソニエールを殺した”導師”が狙うのが、まさにこの文書。それは、”聖杯”と呼ばれ、常に人々の関心の的となってきた。さて、”聖杯”はどこにある?ラングドンは、それを手に入れることができるのか?

これは、西洋史に興味がある人にとっては、もうたまらない小説だろうと思う。僕は、全くそのジャンルには詳しくないのだが、それでも十分に楽しむことができた。というより、この小説は、例えば敬虔なクリスチャンの方などにとっては、一番読むのが難しい物語かもしれない。だから僕のように、信仰心もなく宗教的関心も低い人間のほうが、かえって小説世界に純粋に入っていけたということもあったと思う。

これでもか、これでもか、と言わんばかりに謎を引っ張りまくる展開が素晴らしい。ひとつ暗号を解くと、また別の暗号が。ひとつ箱をあけると、その中にはまた箱が。これはミステリーの古典中の古典的手法で、「ええかげんにせえよ!」とツッコミたくもなるけれど、そのしつこさがたまらなく心地よいのだ(笑)腰が抜けるほどビックリするような衝撃的展開があるわけではないのだが、グイグイと引き付けられてしまう。

ただ、欲をいえば、最後の処理がもうひとつだったかなーという気もする。”導師”の正体があっさりわかって、「さぁ、あとは聖杯を見つけるだけ!」となって、そのあと。ラングドンとソフィーが最後に訪れた地で待っていたもの。不思議な感動があり悪くない展開のだが、うーん、何かおかしいぞ。僕らが望んでいたカタルシスは、そういうことではなかったような・・・・。

でも、謎を謎として残したまま余韻をもって終わるラストは、なかなか良いと思う。変に安っぽいオチをつけられるぐらいなら、この終わり方でベストだろう。

さてさて、この話、来年映画になるとか。主演はトム・ハンクス、監督は『ビューティフル・マインド』や『アポロ13』のロン・ハワード。

これはかなり期待でしょう!というのも、この『ダ・ヴィンチ・コード』、間違いなく映画向きの話だと思うから。途中あたりから、僕はまるで映画を観ているような気分に陥ったぐらい。話の展開の仕方、ミステリーとしてのわかりやすさ、これはまずハズレないだろうと思う。

なかなか上下巻を読むヒマがなくてお困りの方、来年公開の映画を待ってもよいと思います!

って、まだ観てもいない映画を勧めるなんて、我ながらなんと無責任なヤツなのだろう(笑)
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by inotti-department | 2005-11-03 01:41 | book
   
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
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