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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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2006年 03月 28日 ( 1 )
『うつせみ』 ~静かな愛のファンタジー~
e0038935_20393963.jpg満足度 ★★★★★★☆☆☆☆ (6点)

『うつせみ』(2004、韓)
    監督 キム・ギドク
    出演 イ・スンヨン  ジェヒ


留守宅に侵入し、まるで自分の家のようにひとときを過ごす。寡黙な青年テソクは、家から家へとバイクで移動しながら、毎日をそんな風に過ごしていた。そんなある日、いつものように侵入したある家で、ソナという女性と出会う。彼女は、夫から暴力を振るわれ、心身ともに深い傷を負っていた。仕事から戻ってきた夫に仕返しをしてくれたテソクに、ソナは次第に心を許していく・・・。


これほどセリフの少ない映画を観たのは、初めてかもしれない。

もっとシンプルなラブストーリーのようなものを想像していたのだけれど、あそこまでいくと、もはやシンプルというかなんというか・・・。最後まで観終えて、結局この映画はひとつの寓話というかファンタジーだったのかな、という印象を抱いた。

そもそも、キャラクターにまったくリアリティが感じられない。映画の冒頭から、僕には主人公のテソクという人間の考えていることが全然掴めなかった。もしも、この映画がセリフを排除していることの狙いが登場人物たちの心理模様をより浮き彫りにすることなのだとしたら、その狙いは僕という観客に対しては残念ながら功を奏さなかった。

おそらく、テソクという人間もものすごく深い傷を持った青年なのだと思う。映画の中ではいっさい彼という人間のバックグラウンドは描かれないが、彼のあの陰影に富んだ表情を見ているだけでそれは伝わってくる。そのテソクとソナが、運命的な出会いをきっかけに互いの傷を癒していく物語ってことなのかな?と、考えてはみるものの、やっぱりリアルじゃないんだよなー。そんなことをぼんやりと考えながら、映画の中の時間に身を委ねていた。

そしたら、あの後半の展開だ。やっぱり、前半に僕が感じていた違和感というのは、見当ハズレなものではなかったんだと思う。ひとりひとりのキャラクター、ひとつひとつのエピソードをリアルに描いていくような映画ではないのだ、この映画は。

とかなんとか言いながら、こういう映画って嫌いじゃないんだけどね。あるひとつの愛を、静かに丁寧に描いていく物語。ひとつひとつの仕草や表情の微妙な変化にまで細心の注意を払って撮影しているのがよくわかる。特に、2人がはじめてキスをするシーン、そしてラストの2人のシーンなんかは、もう素晴らしいのひとこと。

全面的に大絶賛とはいかないが、韓国映画界の奥行きの広さを改めて思い知らされた。
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by inotti-department | 2006-03-28 21:38 | cinema
   
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
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