> ご案内
当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
> 最新のトラックバック
welsh blacks
from welsh blacks
テラびしょびしょw
from お・な・に・ぃ
gilroy high ..
from gilroy high sc..
luniz videos
from luniz videos
mortgage loa..
from mortgage loan ..
elizabeth ar..
from elizabeth arde..
animator fro..
from animator from ..
負けても勝ち組w
from ドンパッチ
korean women..
from korean women n..
pcbyte
from pcbyte
2007年 01月 14日 ( 1 )
『武士の一分』 ~キムタクが”意外な”好演~
e0038935_16214730.jpg満足度 ★★★★★★★★☆☆(8点)

『武士の一分』(2006、日)
   監督 山田洋次
   出演 木村拓哉 檀れい 笹野高史

藩主の食事の”毒見役”を仕事とする下級武士・三村新之丞。ある日、いつもの通り毒見をした新之丞は、そのまま倒れこんで意識を失う。なんとか一命をとりとめた新之丞だが、その代償に視力を失ってしまう。新之丞を愛する妻の加世は、三村家の存続のために、藩の有力者・島田に藩主への口添えを頼み込むが、島田はその引き換えに加世の体を求める。それを知った新之丞は・・・。


山田洋次の時代劇3部作最終章。主演に木村拓哉を抜擢した渾身の一作は、さすがに見事な快作に仕上がっています。とても面白い映画だと思います。

夫婦愛と武士の誇りをメインテーマにした、すごくシンプルな映画です。名作『たそがれ清兵衛』のような深みこそないものの、エンタテインメント性という意味では、3部作の中でもピカイチではないでしょうか。

起承転結といいますか、ストーリーの展開が非常に明確で、メッセージもストレートに心に響きます。適度に笑いどころもあり(笹野高史の好演によるところも大きいですね)、もちろん泣きどころもたっぷり。大人から子供まで、きっと誰がみても楽しめると思います。もしも映画があと4時間も5時間も続いたとしても、ずっと楽しく観られるだろうなぁという、なんともいえない安心感があります。それが、山田洋次という名匠の力なんだと思います。

山田映画への絶対的な信頼とは裏腹に、僕が心配していたのが主演の木村拓哉。別に嫌いなわけではないのですが、巷でも言われているように、彼の演技がいつも一緒だというのは僕も同感です。魅力的な俳優だとは思うのですが、決して上手い役者ではない、というのが僕のキムタク評。

ところがドッコイ、『武士の一分』の木村拓哉のなんと素晴らしいこと。下級武士の誇り高き生き様を、見事に表現してくれました。映画を観終えた今となっては、三村新之丞をこんなに魅力的に演じられるのは木村拓哉だけだ!なんていう気さえします。

少し分析してみると、彼がもともと持っている”サムライ”的側面が、見事に役とマッチしたんだと思います。現代劇だと妙に鼻につく”カッコつけ演技””ヒーロー演技”も、時代劇の中で刀なんか持っちゃうと、ビックリするぐらい自然なのです。もともと、良くも悪くも、素のキャラクターも演技も”硬い”人(”真っ直ぐ”と言い換えてもいい)です。その硬さ、真っ直ぐさが、サムライの生き様とピタリと折り合ったのだと思います。

木村拓哉という俳優の本質を見抜いたキャスティング。山田洋次、恐るべし!ですね。

良い演技を見せているのは、キムタクだけではありません。ヒロインの檀れいも素晴らしいです。彼女の場合、演技がどうこうというより、もうその佇まいが完璧なのです。別にエロオヤジ的発言をするつもりはないのですが、着物の着こなし、ほんのり汗をかいたうなじの色香など、彼女もまた時代劇を演じるために生まれてきたような女優さんかもしれません。もちろん、現代劇を演じるであろう次回の出演作にも要注目です。

桃井かおりや坂東三津五郎はさすがベテランの貫禄!として、嬉しい発見は、笹野高史の好演。飄々とした演技でさんざん笑わせてくれるその存在感は、この映画の効果的なスパイスになっています。しかも、それでいて、締めるところは締める真っ直ぐな演技。これまた見事なキャスティングです。

予定調和な展開に、物足りなさを感じる人もきっといるでしょう。でも、僕個人としては、こういう真っ直ぐな本流映画に対しては細かいケチをつけずに素直に楽しめる映画ファンでいつまでもいたいなー、なんて思います。
[PR]
by inotti-department | 2007-01-14 16:51 | cinema
   
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
> フォロー中のブログ
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧