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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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カテゴリ:映画ネタバレstory<ナ・ハ>( 10 )
<ナ>
※完全ネタバレでstoryを紹介しております。未見の方はご注意ください。

・『NANA』(2005、日)   ★★★★★☆☆☆☆☆
     監督 大谷健太郎
     出演 中島美嘉  宮崎あおい  松田龍平
<story> 彼氏と一緒になるために東京へ向かう小松奈々。ボーカリストとして成功するために東京へ向かう大崎ナナ。2人は、同じ新幹線に乗り合わせ、意気投合する。東京に到着後、2人は別れ、奈々はさっそく彼氏・章司のもとへ。しかし、章司は奈々と同居するつもりはなく、奈々は家探しを開始。良い物件を見つけるが、そこにいたのはナナ。彼女も新居を探していたのだ。2人は、一緒にその部屋で暮らすことに。おっとりした奈々と男勝りのナナは、性格こそ全く違うが妙に気があい、どんどん親しくなっていく。ナナは、東京で新たなメンバーも加え、バンド活動をスタートさせる。しかし、奈々は、バイトばかりしている章司とあまり会えず、不満を募らせる。ある日、ナナと2人で章司のバイト先を訪問するが、そこで章司がバイト先の女性と浮気していたことを知ってしまう。落ちこんで号泣する奈々を、ナナはやさしく慰める。失恋の傷がなかなか癒えない奈々だが、そこにうれしい知らせが。大好きなバンド「トラネス」のライブのチケットをゲットしたのだ。さっそくナナを誘うが、あまり気乗りしないようだ。奈々は、その理由をバンドのメンバーから聞く。ナナは、「トラネス」のギタリスト・レンとかつて一緒にバンドを組んでいて、しかも2人は付き合っていたのだそうだ。しかし、レンは東京へ進出することになり、それで2人は別れたのだという。それを聞いた奈々は、ナナをレンと会わせたいと考え、さらに必死に誘う。ナナは、渋々承知する。ライブ当日。最前列でレンの姿を見たナナは、涙を流す。そんなナナの手を、奈々はやさしく握る。ライブが終わり、ナナはレンに会いに行く。レンの首にいまもかけられたネックレスの鍵を渡し、別れを告げるために。しかし、再会した2人は、自分たちの本当の想いに気付き、2人は再び結ばれる。そして奈々も、新しくはじめた出版社の仕事に悪戦苦闘しながら、ナナと暮らす家を拠点に、前向きな生活をはじめるのだった。
<ひとことreview> 大ヒット少女マンガの映画化。原作を読んでいない僕にとっては、不完全燃焼の映画だった。映画が終わったあとの劇場の雰囲気から察するに、この映画を本当に楽しむには、「漫画を読んでいる人がツッコミをいれて楽しむ」という形がベストのようだ。1本の映画としては、未熟な点が多数。学芸会並みの稚拙な会話シーンも前半は少なくないし、ストーリーの展開も甘い。唯一の見せ場は、「トラネス」のライブシーン。そこで歌われる『ENDLESS STORY』は名曲だし、中島の芝居もグッド。2人が手を握るシーンも素晴らしいのだけれど、そこが予告編で散々流されていたために予想できてしまったのは、とても残念だった。
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by inotti-department | 2006-02-21 12:43 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ニ>

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by inotti-department | 2006-02-21 12:42 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ヌ>

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by inotti-department | 2006-02-21 12:42 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ネ>

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by inotti-department | 2006-02-21 12:42 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ノ>

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by inotti-department | 2006-02-21 12:42 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ハ>
・パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003、米)    
  ★★★★★★★☆☆☆(7点)
  監督 ゴア・ヴァービンスキー
  出演 ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ
<story> 総督の娘エリザベスは、若き提督との縁談を控えながらも浮かない気分でいた。幼い頃に海で救助された青年・ウィル・ターナーのことが気になっているからだ。彼女は、ウィルからもらった黄金のメダルをいまだに大切に身につけていた。そしてウィルもまた、エリザベスに叶わぬ恋心を抱いていた。そんな中、町に海賊ジャック・スパロウがやってくる。一匹狼のジャックは、あっけなく捕まってしまう。その夜、次なる侵入者が町を襲う。バルボッサが率いる海賊軍団だ。彼らの狙いは、メダル。ターナーという名の海賊がメダルを盗み出したことによって呪いにかかった彼らは、生ける屍となってしまった。その呪いを解く唯一の方法は、メダルを元の場所に戻し、メダルの持ち主の血をささげること。彼らは自らを「ターナー」と名乗ったエリザベスをさらい、ブラックパール号に乗せて町をあとにする。彼女を助けたいウィルは、ジャックと手を組み、ジャックのもとに集まった船員たちとともにブラックパールを追いかける。一方ジャックにとっても、バルボッサは因縁の相手だった。かつてブラックパールはジャックの船だったのだが、バルボッサの裏切りによってジャックは船を奪われてしまったのだ。ウィルとジャックはエリザベスを救出するが、今度はジャックが捕らえられてしまう。戦いを挑むウィルら船員たち。しかし、不死身のバルボッサたちには勝てず、ウィルは捕らえられ、ジャックとエリザベスは島流しになってしまう。なんとか島を脱出したエリザベスは、提督を説得し、ウィルの救出に向かう。一方、メダルを盗んだ海賊こそが自分の父親で、海賊たちが欲しているのは自分の血だということに気付いたウィルは、自らの名を名乗り出て事態の打開を図る。しかし、ジャックの裏切りによってあえなく捕らえられてしまう。バルボッサによって生贄になりそうになったそのとき、ジャックが立ち上がる。彼は裏切っていなかったのだ。ジャックはバルボッサを撃つが、不死身の彼は死なない。と思ったそのとき、バルボッサが苦しみはじめる。機転をきかせたウィルの血によって、呪いは解けたのだ。こうして、戦いは幕をとじる。しかし翌日、町では、ジャックの公開処刑が行われようとしていた。海賊には死刑、が鉄則なのだ。刑が執行されるそのとき、ウィルが立ち上がる。つづくエリザベス。2人の熱意に、提督は死刑をとりやめる。さらにウィルはエリザベスにプロポーズし、エリザベスは承諾する。解放されたジャックの目の前に、ブラックパール号が現れる。操っているのは船員たち。ジャックを船長に、船は港を出るのだった。
<ひとことreview> イケイケドンドンの娯楽大作。ストーリー自体はなんだかよくわからないほど大雑把なのだが、この映画はとにかくキャラクターとキャスティングの勝利だと思う。マジメなヒーローを誠実に演じることでジャック・スパロウとのバランスを巧くとっているオーランド・ブルーム。パワフルにヒロインを演じているキーラ・ナイトレイも健闘しているし、ジェフリー・ラッシュのさすがの役作りにも最敬礼。しかし、なんといってもやっぱり、ジョニー・デップだろう。彼のこのアプローチがなければ、ジャック・スパロウはこれほど魅力的なキャラクターにはなりえなかっただろうし、映画自体もあまり印象に残らないものになっていただろう。キャスティング主導の娯楽大作という意味では、近年稀有な作品と言えるかもしれない。

・八月のクリスマス(1998、韓)  ★★★★★★★☆☆☆(7点)
     監督 ホ・ジノ
     出演 ハン・ソッキュ  シム・ウナ
<story> 暑い夏のある日。ジョンウォンが経営する小さな写真館に、ひとりの女性が飛び込んでくる。彼女の名はタリムといい、仕事は駐車違反の取り締まり。その日から、彼女は毎日のように店にやってくるようになり、ジョンウォンを”おじさん”と呼び、なついてくる。しかし、ジョンウォンには、彼女の知らない秘密があった。彼は不治の病を患っており、余命いくばくもないのだ。普段は常に笑顔を絶やさず、そんな素振りは微塵もみせないジョンウォン。しかし、親友と飲みに行った夜に、冗談めかして死が近いことを語り、泥酔して交番で暴れてしまう。また、家では、自分が死んだら1人になってしまう父親のために、いつそうなってもいいように、ビデオの使い方などを熱心に教える。しかし、タリムとは、2人で遊園地に行くなど楽しい時を過ごし、自分の病気のことは明かさない。季節が秋になり、ジョンウォンの病気は悪化。ついに入院を余儀なくされてしまう。一方、タリムは異動を命じられる。しかし、彼女がその報告に写真館へ行っても、彼の姿はない。彼女は、彼への手紙を店のドアにはさむ。数日後、退院したジョンウォンが店に行くと、店の窓ガラスが割られている。手紙がいつまでも開封されないことに怒り、タリムが石を投げつけたのだった。ジョンウォンは手紙を読み、返事を書く。それを渡しにタリムのもとを訪ねるが、仕事に夢中な彼女は、彼が来たことに気付かない。ジョンウォンは、黙って彼女を見つめる。店に戻った彼は、自分の写真を撮る。そして時が経ち、彼は死んでしまう。遺影として飾られているのは、彼が自分で撮った写真。季節は冬に移り変わる。タリムは、写真館を訪れる。そこには、ジョンウォンが撮った彼女の写真が。彼女は微笑み、冬の街を歩きはじめるのだった。
<ひとことreview> とても静かな映画。セリフは少ないし、過剰な演出もほとんどない。”不治の病”をテーマにすると、普通ならどこかに「泣きどころ」が用意されるものだが、この映画にはそれがない。そもそも、彼の病名も明かされないし、2人のキスシーンはもちろん、告白シーンすらない。互いが書いた手紙も、映画の中においては読まれることがなく、内容はわからないまま。これほどまでに説明を排除した映画は、最近においてはすごく珍しい。でも、そこがとても良い。余計に、悲しい運命を背負った主人公の姿が、切なく、そして愛しく見えてくる。微笑みを絶やさないジョンウォンの表情が、とても印象的。温かい家族や友人に囲まれ、そしてタリムとの幸せな時間を過ごすことのできた彼の最期は、ものすごく充実したものだったと思う。人生には終わりがあるからこそ、いかに悔いのない濃密な時間を過ごすことができるか、それが大切なのだ。押し付けがましくない優しいメッセージが、とても心地よい。

・バットマン(1989,米)  ★★★★★★★☆☆☆(7点)
     監督 ティム・バートン
     出演 ジャック・ニコルソン  マイケル・キートン  キム・ベイシンガー
<story> 犯罪が多発するゴッサム・シティー。そこでは、悪のボス・グリソムが暗躍していた。さて、そんな街で話題になっているのが、謎のヒーロー・バットマンの活躍。敵か味方か?新聞記者のノックスは、美人カメラマン・ビッキーとともにバットマンを追う。ノックスはビッキーに好意を抱いていたが、ビッキーは謎の富豪・ブルースに夢中。一方、グリソムの部下・ジャックは、グリソムを出し抜いてトップになることを企む。しかし、グリソムにそれを見抜かれ、ハメられる。警察に囲まれたジャックは、さらに現れたバットマンに倒され、命を落とす。しかし、池に落ちたジャックは、実は死んでいなかった。ジャックは怪人・ジョーカーに変身し、まずグリソムに復讐する。次の狙いはバットマン。ジョーカーは、バットマンを追いかけるビッキーの美貌にひと目ぼれし、彼女を狙う。ビッキーの危機。そこにバットマンが登場し、ビッキーを救う。ジョーカーは、街に毒をばら撒き、バットマンをおびき出す。一方、ビッキーは、自分に心を開かず、謎の行動を続けるブルースに不満を抱いていた。そんなビッキーにブルースは、「ジョーカーを倒してからだ」と告げる。ジョーカー(ジャック)は、自分の両親を殺した仇。そんなブルースを見て、ビッキーはブルースこそバットマンの正体ではないかと勘づく。バットマンとジョーカーの決戦。バットマンは、ジョーカーをやっつけ、ビッキーを守る。こうして、バットマンは、シティーのヒーローとなった。そしてビッキーは、ブルースの執事の車に乗り込み、「用事があって遅くなる」というブルースの帰還を待つのだった。
<ひとことreview> 奇才ティム・バートンの出世作。バートン監督のオタクパワーが、全編にわたって発揮されている。映像に関しても、いま観ても古く感じないぐらい豪華だし、ストーリーも王道の娯楽作品として十分に楽しめる。ブルースの過去の因縁など、とってつけたようなエピソードが多く、あまり話に深みこそないが。特筆すべきは、なんといってもジャック・ニコルソンの怪演。バットマンのキャラクターがあまりにも地味なため、完全に悪役のほうが目立っている。

・バットマン・ビギンズ(2005,米)  ★★★★★★★★☆☆(8点)
     監督 クリストファー・ノーラン
     出演 クリスチャン・ベイル  リーアム・ニーソン  ケイティ・ホームズ
<story> ブルースは、監獄で謎の男デュカードから声をかけられ、ヒマラヤへ。そこで、謎の秘密結社のボス・ラーズのもと、恐怖に打ち勝つための修行をするブルース。恐怖の源は、幼少時の暗い経験。庭で穴に落ちて、コウモリの囲まれたこと。目の前で、両親を殺されたこと。両親の仇を討とうとしたが、犯人に恨みをもつマフィア・ファルコーニに先を越されたこと。そのファルコーニを前に、何も出来なかったこと。修行を終え、それらの恐怖と折り合いをつけたブルースを、ラーズは悪の道へ誘う。しかし、ブルースはこれを拒絶し、ラーズを倒して山を下りる。ゴッサム・シティに戻ったブルースを、執事のアルフレッドは迎え入れる。ブルースの父が興した会社は、引きついだアールが経営していた。ブルースが戻った目的は、ゴッサムから犯罪を撲滅すること。しかし、ゴッサムには悪や汚職がはびこっていた。ブルースの幼馴染のレイチェルは、検事として、マフィアのボス・ファルコーニらに立ち向かっていた。しかし、戻ってきても遊んでばかりに見えるブルースに、「行動が大事なのよ」と言い放つ。実は、ブルースは、水面下で悪と戦う準備を進めていた。手段は、”バットマン”というシンボルを用いて、悪を掃討すること。さっそく、バットマンに変身して、ファルコーニを逮捕に追いやる。警察は謎のバットマンを要警戒するが、ゴードン刑事だけはバットマンを歓迎する。一方、精神科医のクレインは、ファルコーニを病院へ移送する。レイチェルは、この行動に疑いの目を向ける、病院へ向かう。そこでは、クレインの指示で、毒物が生産されていた。クレインはレイチェルを殺そうとするが、現れたバットマンが救出。クレインは、黒幕はラーズであると告白する。ブルースの誕生日パーティーに、デュカードが現れる。黒幕は彼らの組織だった。目的は、ゴッサムシティを消滅させること。ブルースの会社から盗んだ”水を気化させる機械”を使って、モノレールに乗せて毒を撒く計画を進めていた。混乱する街。そこに、バットマンが現れる。彼は、レイチェルに告げる。「行動が大事だ」と。レイチェルは、バットマンの正体を知る。バットマンは、ゴードンと協力して、モノレールを破壊し、デュカードを倒す。デュカードと通じていたアールを追放して、ブルースは社長に就任する。レイチェルは、彼に言う。「あなたの本当の顔はバットマン。ブルースは死んだ。でも、いつか会えるはず」と。ゴードンは、バットマンを呼び出す。「暴力は暴力を呼び、仮面は仮面を招く。」次の敵は、”ジョーカー”―――。
<ひとことreview> シリーズの”エピソード1”的な作品。バートンが作り上げた世界観とは全く別の形で、ノーラン監督が傑作を作りあげた。娯楽的性格はグッと低くなり、物語は暗く、深く、そして壮大になっている。バットマンが抱える心の闇。恐怖。それに打ち勝ったうえで存在する、ヒーローの強さ。そして、ヒーローであることの孤独。哀しみ。ラストのレイチェルのセリフに、全てが言い表されている。ゴッサムシティの映像イメージも、魅力的で良い。そして、物語自体もよく練られていて、飽きさせない工夫がなされている。また、シリーズのファンへのサービス精神を発揮する余裕も憎らしい。バットモービルの登場、そして、最後の最後で登場する”ジョーカー”。人気シリーズの続編で、しかも途中参加の監督が、ここまで新しく魅力的な世界観を提示してみせた例はあまりない。シリーズに、新しい1ページが刻まれた。

・バットマン・リターンズ(1992,米)  ★★★★★★★☆☆☆(7点)
     監督 ティム・バートン
     出演 マイケル・キートン  ダニー・デビート  ミシェル・ファイファー
<story> クリスマスに沸くゴッサム・シティ。怪人ペンギンによる、街の有力実業家マックスの誘拐事件が起こる。ペンギンは、マックスに願い出る。自分を捨てた両親を探し出したいので手伝ってほしい、と。マックスは承知し、市民も同情するが、両親はすでに死んでいた。マックスは、原発建設を計画通りの進めるため、ペンギンを利用することを思いつく。そしてペンギンを市長選に担ぎ出し、市民の支持を集めていく。そんな中、マックスの秘書セリーナは、マックスの計画の真の狙いに気付く。マックスが、不要な原発をあえて建てたいのは、街の電力をそこに蓄えるためだったのだ。マックスにそれを指摘するが、彼によって窓から突き落とされてしまう。一方、ブルースもまた、マックスに疑いの目を向けていた。また、ペンギンが地上に出てきた本当の目的も、両親を探すことではないのではないかと睨む。マックスは、そんなブルースを疎ましく感じていた。そんな中、突然、死んだはずのセリーナが現れ、マックスは驚く。セリーナは、キャットウーマンとして生まれ変わり、夜の街で暴れていた。そして、バットマンの前にも現れる。しかし、バットマンにあっさりやられ、キャットはペンギンと手を組むことに。作戦は、バットマンを悪役に仕立てること。そして、バットマンの運転する”バットモービル”を遠隔操作すること。一方で、セリーナとブルースは、互いの正体を知らぬまま惹かれあっていた。しかし、重大な隠し事のために、一線を越えられない。再び夜の街で遭遇したバットマンに、キャットは口づけする。一方、キャットとペンギンは仲間割れ。ペンギンは、バットモービルを操って、バットマンに攻撃する。なんとか生き延びたバットマンは、ペンギンに反撃。ペンギンの本性を市民に暴露し、ペンギンは市民の信頼を失う。マックスも、そんなペンギンを見放す。怒ったペンギンは、真の計画を実行にうつす。それは、街中の長男たちを誘拐して、自分と同じ目にあわせるというものだ。一方、セリーナとブルースは、マックスのパーティーでキスを交わした際に、互いの正体に気付いてしまう。パーティー会場を、ペンギンが襲う。ブルースはバットマンに変身し、激闘の末、ペンギンを倒す。キャットは、マックスへの復讐を果たそうとする。バットマンの仮面をはずして、止めようとするブルース。しかし、セリーナはそれを拒絶し、マックスと戦う。そして、自爆する。帰り道で、ブルースはキャットウーマンらしき女性を目撃する。慌てて駆け寄るブルース。しかし、そこには、黒猫がいるだけだった。ブルースは、猫を拾って帰路につくのだった。
<ひとことreview> シリーズ第2弾。キャラクターのインパクトでは前作には及ばないものの、ストーリーの面白さはアップしている。ペンギン、キャットウーマン、マックスが入り乱れて、見せ場も盛りだくさん。バートン監督ならではの、こだわりの映像美も健在だ。基本的には娯楽作なのだが、話のテーマは意外に深く、そして哀しみに満ちている。ペンギンという存在の哀しみ、そして、バットマンとキャットウーマンが抱える宿命の哀しみ。2人は愛しあいながらも、仮面を持つ者の宿命を背負っているため、想いを実らせることができない。後の『スパイダーマン』シリーズにも繋がるような、ヒーローであるということの切なさが、しんみりと綴られている。

・ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005、米)★★★★★★☆☆☆☆(6点)
   監督 マイク・ニューウェル
   出演 ダニエル・ラドクリフ  エマ・ワトソン
<story> クィディッチW杯の観戦に出掛けたハリーらの前に、突然現れた「闇の印」。それは、ヴォルデモート復活を告げるものだった。ハリーらがホグワーツへ戻ると、ダンブルドア校長は「三大魔法学校対抗試合」の開催を宣言する。魔法省のクラウチ氏も登場し、代表を選出する”炎のゴブレット”によって各校から1名ずつの名前が示されるが、最後にもうひとり追加される。そこに記されていたのは、ハリーの名前。こうして、ハリーを含めた4人による対抗試合がスタートする。しかし、17歳以上という年齢条件を満たしていないハリーの出場に関して、周囲はやっかみの声を上げる。そしてそれは、親友のロンも同様だった。第1の課題は、ドラゴンとの戦い。ハリーは苦戦するも、事前に情報を得ていたこともありクリア。実はこの情報を他人経由で伝えていたのはロン。ハリーとロンは、仲直りする。第2課題の前に、ダンスパーティーが開かれる。ハリーは、密かに想いを寄せるチョウにパートナーを頼むが、先約ありと断られる。一方ハーマイオニーは、代表の1人でもある人気者・クラムとダンスを。激しく嫉妬するロンに、彼女もまた怒り交じりに、本当はロンから誘ってほしかったことを仄めかす。第2の課題でも、他の代表者を救出してクリアするなど活躍したハリー。最後の課題は、不気味な迷路からの脱出。校内でクラウチ氏が殺される事件が起きたこともあり、厳戒体制の中で開催される。そこに現れたのは、ヴォルデモート。アズカバンを脱出したクラウチ・ジュニアが、忠実なしもべとなって復活させたのだ。ついに人間の姿となって現れたヴォルデモートからどうにか逃れ、ハリーは課題をクリアする。しかし一方で、もう1人のホグワーツ代表・セドリックは命を落としてしまう。いよいよ復活したヴォルデモートとの対決の日が迫っていることを、ハリーはひしひしと感じるのだった。
<ひとことreview> ハリポタ第4弾。壮大なシリーズもいよいよ折り返しとなり、とうとうヴォルデモートが完全に復活。物語が本格的に動き出したという意味では、非常に重要な作品になりそうだ。しかし、一方で、『アズカバン』でも感じた物足りなさは今回も消えず。長い原作をある程度忠実に再現しようとすると、どうしても”浅く広く”なるのは避けられないだろうが、もう少し話に奥行きがほしい。原作を読んでみると、映画では気付けなかった発見がきっとあるのだろう。
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by inotti-department | 2006-02-21 12:41 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ヒ>
・ヒトラー ~最期の12日間~(2004,独)  
                   ★★★★★★★☆☆☆(7点)
     監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
     出演 ブルーノ・ガンツ  アレクサンドラ・マリア・ララ
<story> 1942年、ユンゲはヒトラーの個人秘書として採用される。それから2年半後、ヒトラーとユンゲは、彼の腹心たちとともにベルリンの地下要塞に身を潜めていた。ドイツの戦況は悪化し、敗戦は目前。部下たちは降伏を提案するが、ヒトラーは全く聞く耳をもたない。しかし、彼が心の拠り所にしていた攻撃作戦が失敗に終わり、ヒトラーもついに敗戦を認める。ヒトラーはユンゲにベルリン脱出を勧めるが、彼女はヒトラーとともに残ることを決意する。その後、忠臣のヒムラーも裏切り、ヒトラーは自殺の準備を進める。愛人のエヴァと結婚し、彼女とともに死ぬことを決める。ヒトラー、自殺。彼の遺体は、すぐに部下によって火葬処理される。ヒトラーの死後、部下たちは、降伏か抗戦かで意見が対立。しかし、抗戦しても無駄なほど軍は弱体化しており、ついに全面降伏する。ヒトラーを崇拝するゲッベルス夫人は生きる希望をなくし、6人の子供を毒薬で殺したあと、夫とともに自殺する。さらに多くの者たちが、降伏よりも自殺を選ぶ。ユンゲは、ソ連の包囲網をかいくぐり、ベルリンを脱出。その後、60年近く、若き日の過ちに対する罪悪感を背負いながら生きたのだった。
<ひとことreview> あまりにも、重い映画。世界史に突如現れた怪物として語られることの多いヒトラーを、神経質で臆病で、そして女性に対する優しさを持ちあわせた1人の人間として描いている。「ヒトラーってのは、とんでもない奴だったんだねー」と、全ての原因を彼に求めてこの映画を処理することは簡単だ。でも、監督が言いたかったのは、そういうことではないはず。誰もが怪物を生む要因になりうるし、同時に誰もが自分自身が怪物になる可能性をもっている。映画の語り部であるユンゲは、その後、何も知らずにヒトラーを敬愛していた自分自身を、ずっと責めつづけたことだろう。ことは、ヒトラーだけの問題ではないのだ。これからもし、戦争が起こったとして、そのとき僕らは、何に原因を求めるのだろう。テロリスト?独裁者?マスコミ?問われているのは、僕たちひとりひとりの心、なのだ。
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by inotti-department | 2006-02-21 12:40 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<フ>
・武士の一分(2006、日)  ★★★★★★★★☆☆(8点)
   監督 山田洋次
   出演 木村拓哉 檀れい 笹野高史
<Story> 藩主の食事に毒が盛られていないかを調べるのが仕事の”毒見役”三村新之丞。貧しい下級武士ながらも、妻の加世、中間の徳平と幸せに暮らしていた。ある日、いつものように毒見をした新之丞は、突然苦しみ始め意識を失う。藩主暗殺を狙ったものではなく毒性を持つ食材が盛られていただけと判明し、城内にはホッとした空気が流れるが、新之丞はこの毒が原因で視力を失ってしまう。何も見えなくなった新之丞は切腹自殺を考えるが、「ずっと側にいる」と固く誓う加世の言葉を受け、生きる決意を固める。一方、三村家の親戚たちは緊急会議を
開く。新之丞が働けなくなったこのままでは、家名も財産も取り上げられてしまう可能性が高い。危機感を抱く一同だが、加世が藩の有力者である番頭・島田と知り合いであるという話を聞き、島田に相談するよう加世に命じる。数日後、藩主から「三村の家名は存続。新之丞は静かに養生せよ」との言葉が届けられ、新之丞は大いに喜ぶ。そんな新之丞のもとを、叔母が訪れる。「加世が男と茶屋に入っていくところを目撃した」という。新之丞は信じようとせず叔母を追い払うが、やはり気になり徳平に加世の後をつけさせる。すると、やはりその日も加世は男と茶屋に入っていった。新之丞にバレたと知った加世は、観念して全てを正直に打ち明ける。親戚の命令で島田の屋敷へ相談に行ったこと。島田は藩主への口添えを了承した代わりに、加世の体を求めてきたこと。その後3回、島田に抱かれたこと。ショックを受けた新之丞は、加世に離縁を言い渡し、彼女を家から追い出す。徳平と2人の生活になった新之丞は、刀をとり稽古を始める。そして友人に、藩主が自分に恩赦を与えた経緯の調査を依頼する。友人の報告は、「藩主自身が、自分の命を救ってくれた三村の働きへの感謝の気持ちとして決断した」というものだった。島田は口添えなどしていなかったのだ。新之丞は、徳平に頼み、島田に果し合いを申し込む。剣を向け合う島田と新之丞。相手の目が見えないのをいいことに卑怯な戦法をとる島田を、新之丞は一太刀に倒すのだった。島田は、辛うじて残っていた武士の誇りを胸に、新之丞の名を誰にも語らず自害する。数日後、徳平のヘタな食事に苦しむ新之丞を見かねて、徳平が新しい女中を連れてくる。女中の作った食事を口にする新之丞。新之丞は、徳平に女中を自分の隣に連れてくるよう命じる。女中は、戻ってきた加世だった。新之丞には、ひとくち口にしただけで、誰の作った食事かがわかったのだった。2人は抱きしめ合い、再び共に暮らしはじめるのだった。
<ひとことreview> 山田洋次の時代劇3部作最終章。主演に木村拓哉を起用した渾身の一作は、実にエンタテインメント性豊かな快作に仕上がっている。『たそがれ』のような深みにこそ欠けるものの、娯楽性という意味では3部作の中でもピカイチではないだろうか。実にシンプルかつ力強い、愛と誇りの物語である。木村が予想以上の好演。テレビではいつも同じ演技のキムタクだが、サムライ役はなかなかのハマリ役。もともと武士道を感じさせるタイプの男なだけに、やわい現代劇よりはよっぽど時代劇の方がピタっとくるのかもしれない。檀れいの美しさ、笹野高史の飄々としながらも真っ直ぐな演技も印象的。

・フライ、ダディ、フライ(2005,日)  ★★★★★★☆☆☆☆(6点)
     監督 成島出
     出演 岡田准一  堤真一  松尾敏信  星井七瀬
<story> 平凡なサラリーマン鈴木は、愛する妻と娘とともに幸せな毎日を過ごしていた。しかし、そんな平凡な日常に、突然悲劇が起こる。高校生の娘が暴行され、入院してしまったのだ。暴行したのは、インターハイ連覇のボクシング高校王者・石原。石原に復讐するため、鈴木は包丁を手に学校に乗り込むが、間違えて隣の学校に行ってしまう。さらに、そこにいたひとりの男子学生に殴られ、気絶してしまう。その学生の名は、朴舜臣。彼に喝をいれられた鈴木は、舜臣の指導のもと石原に素手で勝つためのトレーニングをすることに。舜臣らとの友情を深めつつ、次第に強さを手に入れる鈴木。そしてついに、石原との一騎打ちに挑む。鈴木は石原を素手で倒し、娘を迎えに行くのだった。
<ひとことreview> 真っ直ぐで力強い物語。愛する者を守るために必要な、本当の強さとは何か。鈴木のトレーニングとは、石原を倒すためのものだったのではない。愛する家族を守るためのものだったのだ。ストーリーに驚きこそないが、観ていて元気になる熱い物語だ。

・フライトプラン(2005、米)   ★★★★★★☆☆☆☆(6点)
    監督 ロベルト・シュヴェンケ
    出演 ジョディ・フォスター ショーン・ビーン
<story> 滞在先のドイツで夫を亡くした航空機設計士のカイルは、悲しみに打ちひしがれながら、娘のジュリア、そして夫の遺体とともにNY行きの飛行機に乗る。睡魔に襲われウトウトしてしまったカイルが目を覚ますと、ジュリアの姿がない。機内の保安官カーソンや機長の協力によって機内をくまなく捜すが、どこにもいない。それどころか、ジュリアを見た記憶のある者すらいない。不審に思った乗務員が調べると、ジュリアの搭乗記録自体がないという。混乱するカイルに、乗務員のステファニーからさらに衝撃の新事実が告げられる。ジュリアも夫とともに、6日前に亡くなっているというのだ。ショックで気を失うカイル。しかし、機内には、ジュリアのぬいぐるみがあり、さらに窓にはジュリアが描いたハートマークが。絶対にジュリアは機内にいる、そう信じて再び走り出すカイル。機内を停電させ、機械室へ。すると、そこにはやはり夫の棺しかない。やはりジュリアはどこかにいる。一方、カイルの暴走を重く見た機長は、飛行機を緊急着陸させることを決断。すると、カーソンから機長に進言が。カイルは機内に爆弾を仕掛けており、本当の狙いは身代金なのだという。送金を指示し、カイルが油断したスキに着陸先で逮捕するというプランをカーソンは提案、機長も了承する。しかし、実はこれはカーソンの策略。ジュリア誘拐事件は、カーソンが乗務員のステファニーを巻き込んで仕組んだものだったのだ。全ての罪をカイルに背負わせ、飛行機をジュリアごと爆破し、金をせしめる。これがカーソンの計画で、カイルの夫を転落死させたのも彼の犯行だった。こうして、飛行機は緊急着陸。しかし、カーソンが降りる直前、カイルは彼の陰謀に気付く。激しくつかみあうカイルとカーソン。そしてついに、カイルは機械室でジュリアを発見。爆弾を爆発させてカーソンを倒し、ジュリアを抱いてカイルは脱出。母の強さに、乗客や乗務員たちは驚嘆するしかなかった。
<ひとことreview>パーフェクトな前半に、イヤでも高まるオチへの期待。うーむ。うーむ。さんざんあおったわりには・・・・、というのが正直な感想。犯行計画に説得力がないし、そもそもなんでそんな方法を犯人はとる必要があったのか?その点に対する説得力にやや欠けたか。とはいえ、プロセス重視で楽しめれば、ごくごく上質な一級のエンタテインメント映画。

・プライドと偏見(2005、英)  ★★★★★★★★☆☆(8点)
   監督 ジョー・ライト
   出演 キーラ・ナイトレイ マシュー・マクファディン
<story> 18世紀末、イギリスの田舎町。ベネット夫人の専らの関心事は、5人の娘を良家に嫁にやること。ベネット夫妻には息子がいないため、当時の慣習で女性には相続権がないことから、夫が死んだら家を他人に譲らなければならないからだ。そんな中、大富豪のビングリーが、妹と親友のダーシーと共に町へ越してくる。色めきたつベネット家の女性たち。さっそく開かれた舞踏会で、長女のジェーンとビングリーが打ち解け、夫人は大喜び。しかし、次女のエリザベスは、2人の恋は応援するものの、ダーシーの高慢な態度が気に入らない。後日、ジェーンのもとにビングリーから招待状が届く。夫人は娘を派遣し、風邪をひいてしまったジェーンは数日間ビングリーの屋敷に泊まることに。エリザベスは姉の様子を観に行くが、頭はキレるが勝気な彼女は、やはり高慢なダーシー、そして身分の低いベネット家を軽蔑する妹とぶつかってしまう。そんな中、町に将校たちがやってくる。またまた興奮するベネット家。エリザベスも、好青年のウィッカムと接近する。ウィッカムは、ダーシーの知り合いらしく、かつてダーシーに裏切られた経緯を彼女に説明する。その後に開かれた舞踏会にウィッカムが現れなかったことから、彼女はダーシーを強くなじる。家に戻ったエリザベスを待っていたのは、コリンズからの求婚。彼はベネット家の遠縁にあたり、父の死後は彼が家を相続することになっている。コリンズとしては、娘たちの誰かと結婚し、家を継いだあとも彼女たちの面倒をみたいという思いがあったのだ。しかし、このコリンズ、非常識で空気が読めずデリカシーもないため、姉妹は全く相手にしていなかった。即座にプロポーズを断るエリザベスを、母は激しく責める。しかし一方、本当に好きな人と一緒になってほしいと願っている父は、彼女の選択を支持する。結局、コリンズはエリザベスの親友シャーロットと結婚。一方、ビングリーは、進展しないジェーンとの恋に見切りをつけるかのように、ダーシーとともに町を離れ、ロンドンへ向かってしまう。シャーロットの新居を訪問したエリザベスは、そこでバッタリ、ダーシーと再会する。ダーシーの伯母であるキャサリン夫人から教育のなさを蔑視されながらも、しっかりと自分の意見を主張して譲らないエリザベスの芯の強さに、ダーシーは惹かれはじめる。しかし、ジェーンとの恋を諦めるようにビングリーに進言したのがダーシーだという事実をエリザベスは知り、ますます彼のことを軽蔑する。ダーシーはエリザベスに想いを告白するが、彼女は「あなたは私が一番結婚したくない人」と残酷な言葉で断る。翌日、ダーシーが手紙をもって彼女のもとへやってくる。そこには、ウィッカムに裏切られたのは自分だということ、そしてジェーンの件は、彼女には全く気がないと誤解したダーシーが親友のことを想って助言したのだという真実が書かれていた。動揺するエリザベス。彼女は、叔父夫婦と出掛けた旅行先で、ダーシーの実家を訪問する。気立てのよい彼の妹と会い打ち解けるが、ダーシーとはどこかギクシャクしてしまう。そんな中、事件が起こる。妹のリディアが、駆け落ちしたというのだ。しかも、あろうことか、相手はウィッカム。必死に捜索するベネット一家。叔父が多額の持参金を負担してくれたおかげで、ウィッカムとリディアは結婚することに。誇らしげに帰還した娘を、大喜びで迎える母。しかし、エリザベスは妹の口から驚くべき事実を耳にする。結婚式の費用を負担してくれたのは、ダーシーだというのだ。しかも、そのことは誰にも言わないでくれと口止めされたのだという。そんな中、町に再びビングリーとダーシーがやってくる。ビングリーは、ついにジェーンに想いを告げ、彼女もそれを受け入れる。エリザベスは自分のことのように喜ぶが、その夜、キャサリン夫人が彼女のもとを訪ねてくる。自分の娘とダーシーを婚約させていた夫人にとって、ダーシーとエリザベスの間の噂が我慢ならなかったのだ。さんざん罵られるエリザベスだが、「ダーシーと結婚しないとは約束できない」とハッキリと告げて夫人を追い返す。彼女のもとに、ダーシーがやってくる。改めて、告白するダーシー。エリザベスは、想いを受け入れる。やっと本当に愛する人を見つけた娘を、父親も心から祝福するのだった。
<ひとことreview> とっつきにくい格調高き文芸作品かと思いきや、まぁ面白いのなんのって!昼メロ・チックなストーリーよし、魅力的なキャラクターよし、映像・衣装のこだわりよし。恋愛映画の教科書のような、繊細な脚本と気のきいたセリフまわしも素晴らしい。とりわけ、主人公エリザベスのキャラクターがすごくよい。彼女の人物的な魅力もあるけれど、演じたキーラ・ナイトレイによる貢献も大。筋が通っていて聡明で、でも恋にはピュアで不器用な面もある彼女の魅力を、完全に自分のものにして表現していた。ドナルド・サザーランド演じる父親も最高!ボーっとしてそうで、でもすごく芯が強くて、とっても家族想いで。いっぱい笑って、いっぱいイライラして、そして最後はハッピーな気持ちになれる、文句なしに素敵な恋愛映画。

・プラダを着た悪魔(2006、米)   ★★★★★★★★☆☆(8点)
   監督 デビッド・フランケル
   出演 メリル・ストリープ アン・ハサウェイ
<Story> 名門大学を卒業しジャーナリストを志望するアンディは、NYの一流ファッション誌「ランウェイ」の第二アシスタント採用試験を受ける。第一アシスタントのエミリーは、アンディのダサイ服装を見て帰るように命じるが、編集長ミランダの判断で採用される。喜ぶアンディだが、その仕事内容は過酷そのもの。ミランダは鬼編集長として知られ、無謀な注文を矢継ぎ早にまくしたてられ、アンディはマトモに応えることができない。恋人のネイトも、休日にも電話でミランダに呼び出されるアンディが心配でたまらない。あるミスがきっかけでミランダを失望させたアンディは退職を考えるが、ミランダの片腕のディレクター・ナイジェルに「甘えるな」と言われ、もう少し頑張ってみようと決意する。その日から、アンディは豹変する。ナイジェルにお願いしてオシャレな洋服を貸してもらい、仕事もミランダの要求の一歩先を読むスピードでこなしていく。そんなアンディに、ミランダは次第に強い信頼を置くようになる。そんな中、ファッション業界最大のイベントであるパリコレの開催が迫ってくる。ミランダは、「パリには最も信頼できる人間を連れていく」と語り、アシスタントにアンディを指名する。しかし、アンディはエミリーがパリ行きを励みにずっと頑張ってきたことを知っているだけに、素直に喜ぶことができない。アンディがエミリーに自分のパリ行きを告げようとしたそのとき、エミリーが交通事故に遭ってしまう。こうして、アンディがパリに行くことに。しかし、恋人のネイトは仕事一辺倒で自分の誕生日すらマトモにデートしてくれないアンディに嫌気がさし、パリ行きの前に別れを告げる。パリでも、アンディはしっかりとアシスタントの仕事をこなす。さらに、ナイジェルから「新しく立ち上がるブランドのプロジェクトに抜擢された」という話を聞き、共に喜ぶ。そんなアンディに言い寄ってきたのが、エッセイストのクリスチャン。彼には、以前にミランダから「子供たちにハリーポッターの発売前の新作を読ませたい」という無謀な命令をされたときに、助けてもらったことがあったのだ。アンディは、クリスチャンとひと晩関係をもってしまう。翌朝、アンディはクリスチャンから驚くべき陰謀を聞かされる。「ランウェイ」の会長が、ミランダを解任し、新しい編集長を立てようとしているというのだ。アンディはこの話をミランダに教えようとするが、うまく伝えることができない。そして、パーティーの席で、新ブランドのプロジェクトメンバーが発表される。しかし、そこで呼ばれたのは「ナイジエル」の名ではなく、新編集長候補といわれた女だった。ミランダは全てわかっていて、裏で手を回していたのだ。女に高い報酬をチラつかせ新ブランドの方に就任させ、編集長交代の話を闇に葬る。それが、彼女のしたことだった。ミランダは、自分を助けようとしたアンディに感謝し、「あなたは私に似てる」と告げる。しかしアンディは、ナイジェルを犠牲にしたミランダを責めるが、ミランダは「あなたがエミリーにしたことと同じ」と話す。この言葉を受けたアンディは、ミランダの元をそっと去る。数日後。アンディはネイトと復縁し、新聞社の試験を受け合格する。新聞社の幹部から「ミランダから”君を採用しなかったら大バカ者だ”と言われた」と告げられる。帰り道、アンディはミランダと遭遇する。視線をかわす2人。ミランダは一瞬微笑み、そして車で走り去るのだった。
<ひとことreview> とても完成度の高いライト・コメディ。音楽・ファッション・ストーリーなどどれもセンスがよく、高いレベルでミックスされている。特に素晴らしいのが、女優陣の演技。メリル・ストリープの圧巻の鬼編集長ぶりは間違いなくアカデミー賞ものだし、それを引き出しているのはアン・ハサウェイのフレッシュでキュートな魅力。驚きこそないが、期待通りに楽しませてくれるエンタテインメント・ムーヴィーになっている。
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by inotti-department | 2006-02-21 12:40 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ヘ>
・蛇イチゴ(2002、日)  ★★★★★★★☆☆☆(7点)
   監督 西川美和
   出演 宮迫博之  つみきみほ
<story>小学校教師の明智倫子は、真面目一徹のサラリーマンである父と、痴呆の祖父の面倒を一手に引き受ける献身的な主婦である母と、平凡だが温かい家庭で幸せに暮らしていた。倫子は、婚約者である同僚教師の鎌田を家族に初めて紹介するが、裕福な家庭で育った鎌田も、倫子の家庭の温かさを好意的に受け止める。しかし、明智家には2つの秘密があった。1つは、倫子の兄・周治の存在。周治は、学生の頃から親を騙して学費をネコババするような問題児で、10年ほど前に父に勘当されて行方知らずになっていた。そしてもう1つの秘密。これは、倫子も母も知らないことだった。父は、実はずいぶん前に会社をクビになっており、それを隠して生活を取り繕おうとして借金まみれになっていたのだ。そんな明智家の見せかけの平和は、祖父の突然の死により、終焉を迎える。祖父の葬儀の日、借金取りが葬儀場に乱入し、父の秘密が全て明るみに出てしまったのだ。借金取りに追い詰められた父を救ったのは、偶然そこに居合わせた周治だった。周治は弁護士のフリをして、借金取りを追い返す。その夜、久しぶりに家族4人が同じ屋根の下に顔を合わせる。そこに、再び借金取りが現れる。周治は懐から120万円を取り出し、父はそれを借りてひとまず借金取りを追い返す。周治は、借金の返済は不可能と判断し、父に破産を勧める。さらに、財産の名義を周治に移してしまえば、今と変わらない生活を送ることができる、と。思考能力が停止してしまった父母は、この周治の提案に賛成する。一方、倫子は鎌谷に呼び出され、家族ともどもウソつき呼ばわりされ傷つく。帰宅する途中、ラジオから飛び込んできたのは、葬儀場で香典泥棒が連続発生しているというニュース。倫子は、その犯人こそ周治であると確信する。家についた倫子は、母と周治の会話を聞きショックを受ける。「倫子は優等生すぎて息がつまる。あの子は嫁に出て行くから、周治は戻ってらっしゃい」というのだ。倫子は、周治が風呂に入っている隙に、「周治を警察へ突き出して、3人でやり直そう」と提案するが、父は「倫子は家を出て、幸せになれ」と言い放つ。両親が寝たあと、兄妹は語り合う。倫子は「お兄ちゃんはいつもウソばかり」と周治を責め、周治は「倫子はいい子。お前がウソをついたことは一度もない」と認める。倫子は、子供の頃の周治のあるウソを思い出す。「学校の裏山に蛇イチゴの木がある」というウソに騙された、というのだ。周治は、それは本当だと釈明する。倫子は、「今から連れて行って」と申し出る。真夜中、裏山を登る2人。しかし、兄が林の奥深く入ったところで、倫子は突然駆け出し、もと来た道を戻る。携帯電話を取り出し、倫子は警察を呼び出し、兄の居場所を告げる。明け方、家に戻る倫子。すると、テーブルの上には、たくさんの蛇イチゴが並んでいるのだった。
<ひとことreview>傑作『ゆれる』を生み出した西川監督の長編デビュー作。既にデビュー作にして、その才能の豊かさを感じさせる良作となっている。一見幸せな温かい家庭も、実はそれぞれが我慢したり、取り繕ったり、諦めたりすることで成り立っているにすぎない。そのシニカルな視点は、『ゆれる』にも通じるものであり、そのシャープな語り口こそこの監督の才能そのものだろう。兄と妹の対比が面白い。兄は確かにウソつきだが、他人に対しては優しく、それなりに家族のことを信じ、理解してもいる。一方、妹は確かにウソはつかないが、他人に対しては厳しく、本心では家族の心を信じることも理解することもできずにいる。財産の名義を自分に移すように指示した周治。彼は、本当に、家族から財産を騙し取ろうとしていたのか?僕は、周治は本心から、家族を再生しようとしていたのではないか、と思う。4人が4人とも、家族というものを窮屈に感じながら、それでもやはり、家族を必要としていたのではないか、と思うのだ。
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by inotti-department | 2006-02-21 12:39 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
<ホ>

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by inotti-department | 2006-02-21 12:38 | 映画ネタバレstory<ナ・ハ>
   
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
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