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当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
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カテゴリ:music ( 11 )
Bank Band『to U』 ~これは久々に名曲です~
e0038935_19511733.jpgBank Band 『to U』

久しぶりに音楽の話題。
今週の水曜日に発売されたこのシングル。
久々にまぎれもない名曲と出会った、そんな感じです。

もともとBank Bandというのは、Mr.Childrenの桜井和寿とプロデューサーの小林武史が立ち上げたバンドで、その収益の全ては環境保全活動に充てられている。

で、この『to U』という曲。Bank Bandは基本的に全てカバー曲しか歌わないのだけれど、唯一のオリジナル曲がこの歌だ。いわば、Bank Bandのテーマ曲と言えるのかもしれない。この曲には、女性ボーカリストのsalyuがボーカル参加していて、salyuが歌うパートと桜井が歌うパート、そして2人がハモるパートで構成されている。TBSの「NEWS23」のテーマ曲にもなっているので聴いたことのある人も多いかもしれない。

これはいい曲だなぁ。ミスチルの新曲『箒星』も好きな曲だけど、この『to U』の感動には及ばない。ちなみに作詞が桜井和寿で、作曲が小林武史。なるほど、小林武史っていう人はこんなに良いメロディを生み出せる人なのだなぁと、その凄さを再確認。salyuパートと桜井パートではキーが全然違うので、この曲は転調を何度も繰り返すのだが、その転調部分で全く違和感を感じさせない。それどころか、転調をうまく活かしながら、曲に壮大さを生み出すことに成功している。

桜井和寿の詩も素晴らしい。ここに詩を掲載できないのが歯がゆいぐらい(ネット上に詩を無断で掲載することは禁止されていたはず、たしか。)、頭から尾っぽまで素晴らしいメッセージが詰まっている。優しくて、温かくて、でも、すごく力強い。そのメッセージは、世界中に向けられていると同時に、すぐ隣の大切な人に向けて送られたものでもある。人によっていろんなイメージで受け止められる詩だと思うけれど、人と人は確かに繋がっているんだっていうことがすごく前向きに伝わってくる。

ボーカルも2人とも違った個性があって良いと思う。正直に言うと、2人の声質が合っているとは思わないし、ハモリ自体にはあまり魅力を感じない。どちらかというと、それぞれが1人で伸び伸びと歌っている部分の方が、スンナリ聴ける。でも、あんまり息の合ったデュエットっていうのもなんか嘘くさいし、これはこれでいいんじゃないかな。2人に、「合わせなくちゃ!」っていう意思があんまり感じられないのが楽しい(笑)。

ということで、とてもオススメの曲ですので、ぜひぜひ1度聴いてみてください。そんなにプロモーションを懸命にしていないのでどこまでセールスが伸びるかはわかりませんが、間違いなく2006年を代表する1曲になると思います。
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by inotti-department | 2006-07-23 20:18 | music
『Mr.Children DOME TOUR 2005 "I ♥ U"』 ~<レポート後編>”また会いましょう!”~
※ 今回の記事は、ミスチルのライブレポートです。曲目含め、ネタバレをガンガンしてしまいますので、これからツアーへ行かれる方は、くれぐれも、くれぐれもご注意くださいませ。


『ランニングハイ』が終わって一息ついているうちに、いつの間にかステージには、ギターをもった桜井さんがひとりで座っている。この時間は、何を歌うかは桜井さんひとりに任されているという”弾き語りタイム”。さぁ、何を歌うのか?

歌い始めたのは、名曲『抱きしめたい』。そう来ましたか。誰が何と言おうと、やっぱりこの曲はいい。いろんなことを経験して、いろんな曲を書くようになったいまの桜井さんが歌うからこそ、ああいう響き方をするのだろうなと思う。だからだろう、いつも思うのだけれど、この曲に関しては、ライブのほうがCDで聴くよりも何倍も素晴らしい。ちなみに、2番の入りで音程を外して、観客も桜井さんも大爆笑。このハプニングのおかげで、2番の響き方が全然変わったのも、ラッキーなプレゼントだった。

そして、『ラララ』『蘇生』『Worlds end』の3連発。ひとことで言うなら、「前へ突き進む」というイメージ。詩の内容もそうなんだけど、やっぱり”音”の力なんだろうなぁ。力強さ。そう、ミスチルはよく桜井さんのワンマンバンドだと言われるし、確かにその通りなんだけど、でもあくまでもソロではなくバンドなのだ。ロックバンドだろうがポップスバンドだろうがどっちでもいいんだけど、とにかく彼らはバンドなのだ。そんなことに、改めて気付かせてくれた。僕は音楽の専門家じゃないから、ギターがどうのとかドラムがどうのとかはあんまりわからないけれど、でも演奏の素晴らしさだけはハッキリと感じることができたライブだった。

そして本編クライマックスは、『Hallelujah』~『and I love you』。この繋ぎがスゴかった!ミスチルは毎回必ずこういう繋ぎで感動させてくれる(『ポップザウルス』の『花』しかり、『シフクノオト』の『掌』しかり)のだけれど、今回のスケールは特に圧巻だったと思う。『and I love you』って、シングルで聴いたときはそれほどスゴイ曲だとは思わなかったんだけれど、このライブでの響き方は鳥肌ものだった。

ここで本編が終わり、いったんメンバーが引っ込む。そして、アンコール。

ここでふと考える。あと歌ってない歌は?アンコールだから、せいぜい多くて4曲。『未来』と『Sign』はやるだろうし、『終わりなき旅』『名もなき詩』あたりもきそうだし。意表を突いて『ヨーイドン』もあるかなぁ?

結局やったのは、『未来』『僕らの音』『潜水』の3曲。全て、最新アルバムからのナンバー。いやぁ、なんともミスチルらしいチョイス(笑)。『僕らの音』はアルバムの中でも大好きな曲だったから、生で聴けたのはハッピーだった(そして、本当に素晴らしい演奏だった)んだけど、正直アンコールでやるとは思わなかった。

そしてそれは、最後の『潜水』も同じ。曲を始める前に、「最後の最後に歌うこの曲の最後のフレーズこそ、いま僕たちが伝えたいことの全てです」というMCが入ったときは、てっきり『Sign』かなぁと思った。アルバムを最後を飾る歌でもあるこの曲は、”生きてるって感じ”というフレーズで終わる。でも、案外、桜井さんが指してたのは、そのあとの

”ラララ”

だったりして、なんて僕は思ってもいる。”音”を届けようとした今回のライブに最もふさわしいのは、ハッキリしたフレーズより、案外”ラララ”っていう音のほうなんじゃないかな、なんて。

以上、全23曲。大満足の3時間。

そうそう、最後にもうひとつプレゼントが。会場が明るくなって、退場するときに『Sign』のCDが流れたんだけど、なんと桜井さんがワンフレーズだけマイクを通して歌ってくれたのだ。その前に、かなりの観客の人たちがCDに合わせて合唱してたから、それに応えてくれたんだと思うんだけど、これはすごくハッピーな瞬間だったと思う。もちろん、『Sign』歌って~!っていう想いから起きた現象だったんだろうけど、僕にはなんだか、奇跡的な瞬間に感じられたのだ。やっぱり、音楽ってスゴイ、って。

最後に、全体通しての感想をちょっとだけ。

今回のセットリストに関しては、おそらく不満を持った人もすごく多かったと思う。シングルが少なめで、アルバムの中の曲がほとんどだったから(事実、僕が一緒に行った(ムリヤリ連れて行ったという説もあるが(笑))、決して熱心なミスチルファンではない友人は、「”シフクノオト”ツアーに比べて、地味な曲が多かった」と感想を語っていた。もちろん、”すごく楽しかった”と満足していたけれど)。僕だって、大満足だったとはいえ、あれをやってほしかった!っていう曲をあげだしたら、もうキリがない。

でも、それがミスチルなのです。良くも悪くも。彼らは、決してファンや世間に媚びたりしない。そりゃ、「ここで”シーソーゲーム”でもやったら、ファンは大喜びするだろう」って、彼らだってわかっている。でも、そういう安易な安売りは決してしない。だからこそ、消費されてすぐに消えていく他のアーティストと違い、ミスチルは長くトップに君臨しつづけているのだと思う(そういう意味じゃ、アルバム出すのに7年かけちゃうサザンなんかは、まさにその先駆者ですね)。

常にCDが100万枚近く売れ続けるトップバンドでありながら、決してファンや世間に媚びることなく、自分たちの伝えたい音楽を鳴らしつづける。しかし同時に、「わかる人だけわかってくれればいいや」というアングラ的な姿勢ではなく、常にファンや世間の存在を意識して、セールスも一流のポップバンドとしての地位を保ち続ける。それが、自らを”ポップ・ザウルス(ポップスの恐竜)”と名付けた、彼らの宿命なのだ。

このギリギリの孤独な戦いをつづけるためには、すごく大きなモチベーションが欠かせない。これまで彼らは、常にアルバムを出しライブを行うたびに、新たなモチベーションを見つけて戦いつづけてきた。今回は、それが”音を鳴らす”ということだったのだと思う。

さて、このツアーが終わったとき、彼らはどんなモチベーションを発見するのだろう?そしてそのモチベーションを、いつまで保つことができるだろう?全力疾走しすぎて燃え尽きないといいんだけど、なんて余計な心配もしたくなる。

でも今はとりあえず、今日の喜びに浸りつつ、また次の新曲を待つとしよう。

「また会おうね!」その言葉を胸にしまって。
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by inotti-department | 2005-11-29 00:14 | music
『Mr.Children DOME TOUR 2005 "I ♥ U"』 ~<レポート中編>さまざまな”愛”のかたち~
※ 今回の記事は、ミスチルのライブレポートです。曲目含め、ネタバレをガンガンしてしまいますので、これからツアーに参加される方は、くれぐれも、くれぐれもご注意くださいませ。

さて、7曲目から、それまで上がりっぱなしだったテンションがまた少し変化する。

この歌を始める前のMCで、桜井さんがこんなことを言っていた(これまた、うろ覚えです)。『自分たちにとっての答えのようなものが書いてあるような気がする曲』

さーて、何を歌うのだろうか?ここで『終わりなき旅』とか『名もなき詩』とかだったら「なるほどね~」って感じだったのだろうけど、まさか『くるみ』を歌うとは。正直、すごく意外だった。

このツアーのタイトルからもわかるように、いまミスチルは、ひたすら”愛”を歌っている。でも、愛と言っても、ただ「好きだ」「嫌いだ」というラブソングではなく、もっと深く、もっと広い意味での愛。この『くるみ』という歌の中でも、シンプルなんだけど複雑な愛のかたちが描かれている。

ここから再び、MCなしのノンストップ・タイム。『CANDY』から『ファスナー』まで、チョイスされた曲はどれも、”愛”の歌。といっても、泣きのラブソングを連発したわけじゃなく、そのかたちは様々。”愛”のいろいろな側面を、ユニークな映像も交えつつ綴っていく。

どれも良かったんだけど、特に、『隔たり』が素晴らしかった。僕はCDでこの曲を聴いたとき、「あ、これって、”究極のラブソング”」だなと感じた。男と女の間に立ちはだかる隔たりを”合成ゴム”と表現し、それを外す(すみません、何か嫌な表現ですね(笑))ことで一つになろうとする物語。スケール感溢れる演奏も含めて(特に間奏が素晴らしい!)、すごく壮大な曲だなぁと思ってたものだから、ライブのスクリーンに宇宙空間のような映像が映し出されたのを見て、「うわぁ、イメージ通りだぁ!」と感動してしまったのだ。ことの賛否は置いておいて(ていうか、世の男性諸君、ミスチル好きだからって、気軽に”応じちゃ”ダメですよ(笑))、”愛”というものの一側面が見事に描かれている歌だと思う。桜井さんの歌も素晴らしかったし、このライブの中でも抜群に光っていた1曲だった。

そして、12曲目の『Monster』から、また少しライブのムードが変わる。これまで描かれてきた様々な”愛”の世界を力強く切り開いていこうとするかのような、”Knock! Knock!”の大合唱。そして、『CENTER OF UNIVERSE』。”Knock! Knock!”の混沌としたシャウトの果てに待っていたのは、「自分が立っているこの場所こそ、世界の中心なんだ」というシンプルな答え。最後の「あぁ、世界は素晴らしい」という詩が、感動的なまでに美しく響きわたっていた。

そして、『ランニングハイ』。桜井さん、走る走る。まさに、”ランニングハイ”状態(笑)。アレンジもカッコよかった。まさに、これこそライブ映えする曲の典型。これもやっぱり詩はほとんど聴き取れなかったんだけど、とにかく”音”を鳴らす、鳴らす。”音”で伝えるんだという姿勢は、序盤から一向に衰えない。

さぁ、こうしてノンストップ・タイムを全力疾走で駆け抜け、ライブはいよいよフィナーレへ。

<”レポート後編”へつづく>
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by inotti-department | 2005-11-28 22:56 | music
『Mr.Children DOME TOUR 2005 "I ♥ U"』 ~<レポート前編>伝わった”音”。~
※ 今回は、ミスチルのライブレポートです。以下、セットリスト(曲目)含めてかなりネタバレしますので、これからツアーに参加される方は、くれぐれも、くれぐれもご注意くださいませ。

11月27日、Mr.Childrenのライブに参加するため、東京ドームへ行ってきました!

”シフクノオト”ツアー以来のミスチルライブ。ずーーっと首を長くして待っていた、待望の瞬間。もう、始まる前から、心臓が高鳴りっぱなし。

約3時間、全23曲の大熱演。いつもどおり、ミスチルはやっぱり最高でした!

ということで、ライブのレポートを前編・中編・後編の3回に分けて書きます。しかし、先に申し上げておきますが、ガンガン曲目をネタバレしてしまいます。ですので、繰り返しになりますが、


このあとの名古屋や福岡での公演、また東京での追加公演に参加される方は、くれぐれも目を触れないようになさってください!





それでは、まずは前半戦のレポート。まず最初に、曲目をざざっと一気に紹介!

1, LOVEはじめました
2, Dance Dance Dance
3, ニシエヒガシエ
4, 跳べ
5, innocent world
   <MC>
6, 言わせてみてぇもんだ
   <MC>
7, くるみ
8, CANDY
9, 靴ひも
10, 隔たり
11, ファスナー
12, Monster
13, CENTER OF UNIVERSE
14, ランニングハイ
   <MC>
15, 抱きしめたい(弾き語り)
16, ラララ
17, overture ~ 蘇生
18, Worlds end
19, Hallelujah
20, and I love you
  ~アンコール~
   <MC>
21, 未来
22, 僕らの音
   <MC>
23, 潜水
   <退場> ~Sign~


僕はミスチルのライブには過去何度か参加してますが、彼らのライブの特徴は、とにかく”聴かせる”こと。例えばヒップホップグループやハードロックバンドなどに比べると、ライブのノリ自体はそれほどイケイケ(死語!?)ではない。それよりはむしろ、曲順などの構成を重んじ、スクリーンなどの映像もうまく活用して、しっかりとメッセージを伝えようとする。だから、ライブに参加する人も、ワイワイ騒ぐよりは、じっくりと詩やメッセージと向き合おうとする人が多い。

ところが!

このライブに関しては、僕は全く違う印象をもった。今回、ミスチルが届けようとしたのは、”詩”ではなく”音”だったのではないだろうか。

とにかく、ガンガン音を鳴らす。特に、MCを一切はさまずにノンストップで幕を開ける1~5の演奏は圧巻のひとこと。ハッキリ言って、手拍子や東京ドームの音響の悪さ(これは仕方ないとはいえ、ちょっと残念!)も相まって、詩なんて何一つ聴こえやしない。でも、何だろう。僕には、ガンガン胸に響いてくるものがあった。いまライブ全体を振り返っても、間違いなくハイライトはこの5連奏だったと思う。楽しみにしていた『跳べ』も本当に素晴らしかった。『innocent world』も、今回はいつにも増して音が重厚な感じがしてダイナミックだったし。

ここでようやくMCを挟んで一息つく。しかし、このMCの内容にまた驚いた!なんだか、妙に力強いのだ(もちろんジョークもはさみつつ、だが)。正確な言葉は忘れたが、『歌を、音を、想いを届けたい』『何かを感じたら、声に出して、音に出して表現してみてほしい』というようなことを熱く語っていた。印象に残ったのが、”音”という言葉。詩ではなく。”音”。これ、今回のキーワードとみた。

そして、MCのやりとりからそのまま始まった『言わせてみてぇもんだ』(この繋ぎもカッコよかったなぁ)。アルバムで聴いたときから好きな歌だったけど、こんなにカッコイイ曲だったとは。改めてその魅力を再認識。ライブの中で一番良かったかもしれない。

休憩をはさむわけじゃないので区切りが難しいんだけど、僕の中ではここまでが”前半戦”という印象。

6曲、バラードなし。
詩は、ほとんど聴こえなかった。
でも、たしかに届いてくる”音”があった。

<”レポート中編”につづく>
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by inotti-department | 2005-11-28 22:17 | music
槇原敬之コンサート『cELEBRATION 2005 ~Heart Beat~ in 日本武道館』 ~<興奮の第2部>レポート~
さてさて、休憩も明け、いよいよ<第2部>のスタート。
それではまず、セットリストのご紹介。

<第2部>
⑨ 彗星
⑩ 優しい歌が歌えない
⑪ SPY
⑫ どうしようもない僕に天使が降りてきた
⑬ LOVE LETTER
⑭ HAPPY DANCE
⑮ I ask.
⑯ 花火の夜
⑰ Home Sweet Home
⑱ 明けない夜が来る事はない
⑲ 太陽
⑳ 僕が一番欲しかったもの
21.ココロノコンパス
 → (”21”だけ丸で囲む方法がわからず、スミマセン。)


後半戦の幕開け⑨は、事件による活動休止からの復帰アルバム『太陽』の1曲目を飾った曲。15周年を振り返ったのが<第1部>だとしたら、ある意味この<第2部>は、”これからへの歩み”を宣言するものになるということか。復帰を境に、音楽性を変化させる始まりとなったこの曲を、丁寧に丁寧に歌いあげるマッキー。詩・メロディとも感動的な、素晴らしい名曲。さらに、奥深いメッセージソング⑩がつづく。

と思いきや、ここで再びシフトチェンジ!⑪⑫と、懐かしのアップテンポ・チューン連発。曲と曲の間をつなぎ、メドレー方式で会場を興奮の渦に。それをさらに盛り上げたのが、洗足学園コーラス隊!そのパワフルな歌と踊り(?)のパフォーマンスに、僕の視線はすっかりマッキーを離れ彼らに集中(笑)。⑫では、武道館の至るところで”白いハンカチ”が振られた。僕は席が2階だったので、その美しい風景をじっくりと上から眺めることができたが、その壮大な情景たるや、まさに圧巻のひとこと!しかし、僕は白いハンカチを持っていなかったため参加できず、仕方なく白いティッシュペーパーを振って応戦しようかと思ったが、みっともないので断念(笑)

そして⑬。もはや紹介するまでもない超名曲。2曲つづいてハイになった心に、スーーっと入りこんでくる美しいメロディライン。この曲順のメリハリは、今ライブ中でもナンバーワンのハイライトだったと思う。感想は、もはや語りませぬ。感動のひとこと。

ここでMCがはいり、いよいよコンサートのサブタイトル”Heart Beat"の意味が明らかに。ここからコンサートは、怒涛の勢いで一気にクライマックスへ。とりわけ圧巻は、⑯。正直、僕はCDで聴くかぎり、そんなに好きな方の曲ではなかったのだが、これは盛り上がった!それも全て、アレンジの素晴らしさと、何より洗足コーラスチームのおかげ。彼らの存在なくして、このコンサートの成功はありえなかったと思う。本当に、学生のみなさん、おつかれさまでした!

⑱⑲も聴き応え十分。暗闇にスッと光が差し込んでくるような曲調と照明のハーモニー。そこにズシリと届いてくる詩のメッセージ。後期マッキーの世界観を凝縮したような2曲だった。

そして、”世界に一つだけの花 PART2”とも言えるような、ストーリー性豊かな詩が感動的な⑳。マッキー、「愛を愛を愛を 愛を祝いあおう」のフレーズを連呼。途中から、マッキーが音楽の先生みたいに思えてきて笑えたけど(僕だけですね、失礼しました)、そのおかげで、ここでまた会場がひとつに。いよいよ本編最後を飾るのは、最新シングル。メロディは地味なのだが、力強い詩が印象的な力作。15周年を振り返り、”いま”を見つめるという意味で、このコンサートの最後に相応しい曲だったと思う。

アップテンポなナンバーが中心の<興奮の第2部>も終了。しかし、まだまだ終わるには早すぎるとばかりに、場内からはアンコールを求める拍手が。数分が経過し、マッキーらメンバーが、再びステージへ。

<アンコール>
① 見上げてごらん夜の星を
② どんなときも。
③ 天国と地獄のエレベーター


①は、まさか生で聴けるとは全く思ってなかったので、イントロを聴いた瞬間、ざぁ~っと鳥肌がたった。シンガー槇原の魅力を再認識。平井堅も良いけど、マッキーもやっぱり歌がうまい!

そして、代表曲②。”世界に一つだけの花”がどんなに騒がれようが、やっぱりこの曲には叶わない。ファンの中で、この曲が一番好きだという人は、おそらく意外に少ないと思う。でも、この曲は、やはり全てのマッキーファンにとって特別なのだ。会場、まさに総立ち。今日一番の盛り上がり。

フィナーレは③。たぶん、いまマッキーが一番届けたい歌なのだと思う。”LOVE! PEACE! JOY!”の大合唱とともに、3時間を超える感動のコンサートは幕を閉じた。


以上、長くなりましたが、レポートでした。
さて、全体を通しての感想。
メッセージ性溢れる<第2部>も、確かに素晴らしかった。でも、やっぱり<第1部>と<第2部>前半で歌われたような過去の名曲たちのほうが、個人的には好きだなぁ。復帰してからのマッキーは、まるで何か悟りを開いたかのようで、その深いメッセージから感動させられることもしばしば。でも、やっぱりマッキーにはもう1度、肩の力を抜いて、優しくて切なくて愛しい素敵なラブソングを書いてほしいなぁ、って思う。今回のコンサートを聴いて、そんなことを感じたのだ。

とにもかくにも、素晴らしき24曲。感動と興奮の3時間(超)に感謝、感謝。
まさに”セレブレーション”と呼ぶにふさわしい、喜びに満ちた夜となった。
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by inotti-department | 2005-11-14 02:27 | music
槇原敬之コンサート『cELEBRATION 2005 ~Heart Beat~ in 日本武道館』 ~<感動の第1部>レポート~
11月10日、槇原敬之さんのコンサートに行ってきました!

オーケストラをバックに名曲の数々を歌うコンサート。休憩をはさんでの2部構成、全24曲の熱唱は、3時間を超えるフルボリュームのライブとなった。

なにはともあれ、いやぁ、素晴らしかった!
今まで何度かマッキーのコンサートに参加してきたけれど、その中でも過去最高に満足したコンサートになりました。歌も演奏も曲目も、文句のつけようがないくらい素晴らしかったと思います。

ということで、コンサートの感想を、1部と2部にわけてレポートします。
では、まず第1部から。

<第1部>
① The Future Attraction
② 君が教えてくれるもの
③ 今年の冬
④ Star Ferry
⑤ 桃
⑥ 世界に一つだけの花
⑦ ANSWER
⑧ 君は僕の宝物


オープニングは、オーケストラによるファンファーレのような壮大な演奏から。しかし、ここで困ったことが!僕のうしろに座っていたオバチャン3人組が、演奏が始まって場内が静まりかえっているにもかかわらず、ずーーーっとベチャクチャと喋りつづけているのだ。もしや、この人たち、この調子でずっと騒ぎつづけるつもりだろうか。歌に集中できなくて嫌だな~、とイライラの予感。

しかし、ここで救世主が!同じように感じていたらしい2つ隣の席の男性が、「静かにしていただけませんか」と注意をしたのだ。これはスゴイ!なんと勇気ある行動か。オバチャンたちは注意されたことが不服だったのかブツブツ言っていたけれど、そのあとはおしゃべりをやめた。この男性のアクションには、もう本当に感謝感謝。世の中には勇気ある素晴らしい人がいるものだね、と僕と連れは帰り道で同じ感想を語り合った。ありがとうございました!

さて、話をコンサートの内容の方に戻そう。幕開けの①は、正直ちょっと意外な選曲。サビの「今から2人で恋に落ちるんだ」のフレーズに、これから何かが始まるワクワク感が高まる。②は、一転してしっとりムード。愛犬との触れ合いから学んだことを描いた詩が、ジンワリと心に入ってきた。

そして名曲③。これは生で聴けてよかったー。初期の名バラードなのだが、詩もメロディもほぼパーフェクトに近いと思う(たしか平井堅も、大好きな曲としてラジオか何かで挙げていたような記憶が)。会場の雰囲気も、いきなり感動ムードに。

④は地味な曲なのだけれど、個人的には、今年はじめに香港に旅行をしてまさに”Star Ferry"に乗る経験をしたばかりだったので、そのときの思い出が甦ってきてなんだかすごくセンチメンタルな気分になった。オーケストラとの相性もバッチリ。

そして圧巻が、⑥⑦⑧の3連発。このライブの中でも、ハイライトと言っていい素晴らしい時間だった。客席が一体となった⑥ももちろん最高だけれど、個人的にはやっぱり⑦と⑧。⑦は、マッキー伝説の原点である名バラード。デビューアルバムの1曲目に収録されている。やっぱりファンの間でも特別な曲として認識されているのだろう。イントロが鳴った瞬間、静かな曲にも関わらず大きな拍手が巻き起こっていた。これは聴かせた!

⑧は、マッキーが「これからもずっと歌っていきたい曲」と紹介して歌いはじめた。僕も大好きな曲。とにかく詩がいいのだ、詩が。人を好きになったことのある全ての人が、共感できる曲ではないだろうか。曲に奥行きをもたらすオーケストラの演奏も素晴らしかった。

ここまでで第1部が終了。しばしの休憩タイムに突入。
このセットリストは、もう最強に近いでしょう!マッキー自身、「デビュー15周年を振り返り、自分のルーツを辿るような曲を集めた」と語っていた第1部。シングル曲に限らず、アルバムの名曲、そしてファンに愛されている曲ばかりで構成したラインナップという印象。特に、初期の”ラブソングの帝王”期のファンにとっては、もうたまらないセットリストだっただろうと思う。

僕も、③⑦⑧は大好きで、何度も何度もCDで聴いてきた曲だったので、生で聴けたことが本当にうれしかった。でも、前半にこれだけ感動が凝縮されてしまったら、後半戦の第2部は大丈夫だろうか。休憩しているうちに、そんな不安さえ出てきてしまった。

しかし、そんな余計な心配は無用であった。第2部には、第1部とはまたひと味違う興奮が待ち受けていたのだ。
コンサートは、<感動の第1部>から、<興奮の第2部>へ。
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by inotti-department | 2005-11-12 02:09 | music
槇原敬之『Listen To The Music 2』 ~全曲レビュー!~
e0038935_1332190.jpg満足度 ★★★★★★★☆☆☆(7点)

槇原敬之のカバーアルバムが発売された。
1998年に発表されたカバーアルバム『Listen To The Music』の第2弾である。

僕は前作も持っているのだけれど、前作に関しては、正直ちょっと選曲が地味だったかな、という印象をもった。
それに比べると、今回はなかなか豪華。
タイトルを見ただけでも、エルトン・ジョン『Your Song』、宇多田ヒカル『traveling』、オフコース『言葉にできない』など、おなじみの名曲たちが並んでいる。

それにしても。マッキーファンのひとりとしては、やっぱり感慨深い。
よくぞここまで復活したものだ、と。

『Listen To The Music』発売の翌年、マッキーは逮捕された。
そのときは、まさか再びミュージックシーンの最前線に戻ってくる日がくるなんて、全然想像もできなかった。まさか、『Listen To The Music2』が出せるようになるなんて。

彼が芸能活動をつづけていることに関して、違和感を感じている人もいるかもしれない。彼の犯した罪は、決して許されるものではないのだから。
でも、僕はそれについてはゴチャゴチャ言うつもりはない。
彼の人間性なんて、しょせん他人の僕たちにはわからないのだから。
僕たちにできることは、マッキーが発表する音楽を、ひとつの作品として受け止めることだけだ。

ただ、良くも悪くも、事件前と後で、彼の音楽性は180度変化したと思う。
事件から復帰したあとのマッキーに、以前の”ラブソングの帝王”としての面影はない。

昔と今とどっちが好きかと言われると、正直返答に困る。
どっちも、それぞれに良さがあるから。
でも、最近の”悟り”をひらいたかのようなメッセージソングには、いろいろと考えさせられる部分は多い。
名曲『世界に一つだけの花』だって、いろいろな苦い経験をしてきたマッキーだからこそ書けた、そんな曲だと思う。

で、前置きはさておき、このアルバム。
ひとことで言うと、とても良いです!
オリジナルアルバムだと、どうしても説教臭さが前面に出ちゃうのだけれど、このアルバムには良い意味でそれがない。って、他人が書いた曲を歌っているんだから、当たり前なんだけれど。

このアルバムを聴くと、思う。
あー、やっぱりマッキーは”シンガーソングライター”なんだよな、って。

例えば平井堅のカバーアルバムなんかは、”シンガー・平井堅”という面が強い。
でも、それに比べると、マッキー版は”歌”だけでなく、”アレンジ”の魅力が目立つのだ。
ひとりのアーティストとして、自分が尊敬する名曲に、正面から立ち向かっている。そんな印象を受ける。

”音”に対するこだわり。
まさに、『Listen To The Music』というタイトルにふさわしい、素敵な作品だと思う。

では、全曲レビュー、ざっと書きます!

M-1:『Smile』(ナット・キング・コール)
CMなんかでも使われている、おなじみの名曲。ポップで明るいアレンジが新鮮。はじめてちゃんと訳詩を読んだのだけれど、すごくいいこと言ってたんですね(笑)

M-2:『Your Song』(エルトン・ジョン)
このアルバムで一番好き!名曲中の名曲。素晴らしい。
原曲の良さを最大限に引き出す、シンプルなアレンジもグッド。マッキーの歌のうまさが際立っている。

M-3:『野に咲く花のように』(ダ・カーポ)
恥ずかしながら、原曲知らず・・・。まるで童謡のような、シンプルな曲。
マッキーの伸びやかな声には、とてもあっている。面白みはないけど(笑)。

M-4:『traveling』(宇多田ヒカル)
マッキー×宇多田という異色の組み合わせ。思ったよりも、スンナリ歌いこなしていてビックリ。
爽快なアレンジも心地よい。マッキーが楽しんでいるのが伝わってくる1曲。

M-5:『I Will Be Here For You』(マイケル・W・スミス)
すごく良い曲!はじめて聴いたのだけれど、忘れられない1曲になった。
まさに、究極のラブソング。こういう曲に出会えるのが、カバーアルバムの醍醐味。

M-6:『Forget-me-not』(尾崎豊)
尾崎豊のトリビュートアルバムに収録の1曲。トリビュートの中でも際立って完成度の高かった曲だけあって、やっぱり聴き応えがある。イントロは鳥肌もの。非のうちどころなし。

M-7:『島育ち~人の歩く道~』(山弦)
癒し系の1曲。『Forget-me-not』の余韻を、そのままスっと伸ばしてくれるようなやさしい曲。
マッキーの自作による詩が素晴らしい。

M-8:『TIME AFTER TIME』(シンディ・ローパー)
これもおなじみの曲なんだけれど、ちゃんと聴いたのは意外にはじめてかも。
テクノっぽいアレンジがカッコイイ。それにしても、英語の発音いいなぁ(笑)

M-9:『言葉にできない』(オフコース)
これ、実は聴く前、最も期待してた曲。良くも悪くも裏切られました(笑)
面白いアレンジなんだけれど、うーーむ。策におぼれた感じがなくもない。
個人的には、ピアノ弾き語りで、涙させてほしかった!

M-10:『ヨイトマケの唄』(美輪明宏)
ライブでもカバーしてた曲。超名曲。とにかく、詩が圧巻のひとこと。
サザンの桑田さんも、前にソロでカバーしていて、僕の中では桑田版の印象が強い。
カントリーっぽいポップなアレンジが面白い。でも、個人的には桑田版に軍配。

M-11:『ファイト!』(中島みゆき)
最初(1番)は、「なんじゃこりゃ!」って思いました(笑)でも、1番終りの間奏が圧巻!急激に曲が盛り上がってくる。
そして最後は感動もの。これは、まさにアレンジの勝利。

M-12:『ごはんができたよ』(矢野顕子)
個人的には、あんまり好きじゃない(笑)でも、アルバムの中で一番声を張り上げている曲。
でも、やっぱりあんまり好きじゃない(笑)

M-13:『見上げてごらん夜の星を』(坂本九)
これはもう、”シンガー・槇原”の真骨頂。アレンジうんぬんじゃなく、”歌”に全てのエネルギーを注いでいる。
平井堅バージョンにも負けていない魂の熱唱。最後にふさわしい感動の1曲!

以上、ざっと書かせていただきました。

今のところのベスト3は、
『Your Song』
『Forget-me-not』
『I Will Be Here For You』

といったところ。

ぜひぜひ、第3弾も出してほしい。
今度は、『言葉にできない』は弾き語りでね(笑)
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by inotti-department | 2005-10-05 03:00 | music
小田和正コンサート『大好きな君に』 ~偉大なるマンネリの美学~
ここのところ、このブログで取り上げている話題はミスチルばかり。

「おまえは1日じゅうミスチル聴いて生きてるヒマ人なのか!」と心配されていた方(?)もいたかもしれない(笑)。
でも、ひそかに、ちゃんと活動してましたよ。
9月21日、日本武道館で行われた、小田和正さんのコンサート『大好きな君に』に行ってきた。
ちょっと遅れたけれど、そのときの報告を。

先に断っておくと、僕は小田和正さんの大ファンではない。
CDは、ベスト盤『自己ベスト』と、最新盤『そうかな』の2枚しか聴いていないし、オフコース時代の曲もほとんど知らない(熱烈なファンの方で、今回のライブに参加したくてもできなかった方、ゴメンナサイ。でも、みなさんのぶんも、ちゃんと楽しんできました!)。
でも、日本のポップ・ミュージックを愛する者として、やはり小田さんは特別な存在。好き嫌いはさておき、小田さんとか井上陽水さんとかサザンの桑田さんとかは、日本の音楽の歴史を語るうえでは絶対にはずせない。

コンサート(なんか、小田さんの場合、”ライブ”っていうより”コンサート”っていう感じ。定義はよく知らないが。)前日の9月20日が、小田さんの誕生日だったそうな。しかしこれが、年齢を聞いて驚いたのなんの。なんと、58歳になられたそうな!!

驚異の58歳。
でも、たしかに動きとか喋りはオヤジ(すみません。。。)くさい。
歌いながらファンに手拍子を求める姿は、カッコイイというよりは、子供に歌を教えている音楽好きなおじちゃんといった感じ(笑)
トボけて飄々としたトークも、老成していてやっぱり若者とは一味違う。でも、自虐的でひねくれたMCは、かなり面白くて笑える。あんなにトーク好きな人だとは、コンサートへ行くまで知らなかった。

しかし、このオヤジ、歌を歌わせるとスゴイのだ。驚異の高音。美しい声。今までいろんなアーティストのコンサートに行ってきたけど、小田さんの歌の魅力は、やはりオンリーワンだ。

この夜歌った曲は、最新アルバム『そうかな』収録曲を中心に、全29曲。

ミーハーファンの僕としては、いきなり2曲目に『ラブストーリーは突然に』を歌ってくれたことがうれしかった。あれは盛り上がったな。

あと面白いなと思ったのが、ステージ後方のスクリーンに、歌詞が映し出されること。「みんなで一緒に歌いましょう!」と言ってくれているようで、歌詞をまったく知らない僕にとっては、ああいう配慮がすごくうれしかった。でも、小田さんはすごく声がきれいだから、歌詞がみんな聴き取れるんだけれど。

6曲目の『さよなら』もよかった(生で聴くと、意外に”ロック”な曲なのね。もっと繊細なイメージだったけど、アレンジがけっこう迫力あり。でも、そこがすごく良かった。)けど、コンサートのハイライトはやっぱり後半かな。

前半は、ほぼ1曲歌うごとにMCをはさんでいたけれど、後半は一気に歌いまくり。それでも、声は少しも衰えない。『Yes-No』(有名な、♪君を抱いていいの♪ってやつです)→『キラキラ』(一緒に行った友人は、この曲でグっときたと後で語っていた)→『YES-YES-YES』とつづいて、盛り上がりも最高潮に。

そして、その次の、『明日』。最新アルバムからの1曲なのだけれど、この曲がすごく良かった。
アルバムで聴いたときも、いい曲だなとは思ったけど、メロディの良さを生で聴いて再認識。感動したなぁ。

『僕ら』という曲をはさんで、いよいよ本編最後の曲。『言葉にならない』
これはもう、名曲中の名曲。この曲を歌っているときだけ、会場の雰囲気が変わったように感じた。みんなが、呼吸ひとつせず、じっと聴いている感じ。小田さんの声の良さが、最も生きる歌だと思う。これはスゴイ。鳥肌もの。

アンコール、『だからブルーにならないで』『またたく星に願いを』と続くところで、熱心なファンの人たちの興奮がさらに高まる。ところが、悲しいかな、僕は2曲とも知らない(笑)。でも、知らないながらも、一緒に楽しみました!

ダブルアンコール、最後にもう一度『Yes-No』で盛り上がり、最新アルバムから『そして今も』を歌って、コンサート終了。3時間近かったんじゃないかな。大満足。

こういうとき、あんまり曲を知らないと、「あれもやってほしかったな~」っていう不満が出なくて、我ながら良いなと思う。これがミスチルだったら、「生で”花言葉”聴きたかったなぁ」とか、キリのない欲が出てくるところ(笑)。強いていうなら、『愛を止めないで』も聴いてみたかったけれど。


さて、コンサート全体を通しての感想。(いちミーハーが勝手に感じたことを書くだけなので、ファンの方々がもしお気を悪くされたらごめんなさい)。

小田さんの魅力。それは、大いなるマンネリ。
ファンじゃない人はわかると思うけど、小田さんの曲って、どれもすごく雰囲気が似ているように感じる。例えば、今回のコンサートでも、イントロやAメロを聴いて「あ、あの曲かな」と予想すると、サビになってはじめて違う曲だったことに気付く、というケースが何度かあった。

よく、曲の幅広さが魅力だと言われるアーティストがいるけれど、小田さんの場合はそれはあてはまらない。というか、むしろ逆。”幅狭さ”が最大の特徴なのだ。

詩にしてもそう。ハッピーな曲もあれば、切ない曲もあるけれど、一貫して描かれるのは、”君”と”僕”にまつわる物語。今回のコンサートでも、”君”と”僕”という歌詞が何回出てきたことか。

批判しているんじゃない。それって、スゴイことだ。とてつもないことだ。

58歳にもなって、いまだに、”君”と”僕”がどうのこうのと延々と歌いつづけている。それで、世間から支持を集めつづけている(というより、小田さんの場合、年齢を重ねてからさらに評価が高まっているような感さえある)。
そんな人、日本の音楽界を見渡しても、小田さん以外に存在しない。

だからなのだろう。コンサートに行って感じたのだが、若いOLのようなファンの方が、すごく多いこと。小田さんの歌は、良い意味で、枯れていない。普通、あれだけキャリアを重ねると、年齢の重みみたいなものが音や歌詞に出てくるものなのだけれど、小田さんにはそれがないのだ。こっ恥ずかしくなるぐらい、青臭い58歳の歌。だから、あれだけ若いファンが多いのではないだろうか。

偉大なるマンネリの美学。
小田さんは、これからも、お得意の切ないメロディに乗せて、”君”と”僕”の物語を歌いつづけるのだろう。

僕は、個人的には、ミスチルとかバンプとかマッキーとか、重たいメッセージ性を音楽に込めようとする人たちの歌が大好きだ。
でも、それだけじゃつまらない。

マンネリと言われようが、ひたすらシンプルなラブソングを歌いつづける。
そんなポップなメッセージ性も、音楽にはあって良い。
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by inotti-department | 2005-09-25 11:01 | music
Mr.Children『I♥U』 ~全曲レビュー!独断ですが。~

e0038935_1251124.jpgミスチルのNewアルバム発売から、はや3日。

仕事と私事に追われながらも、何度か繰り返しアルバムを聴いた。
やっぱり、何度聴いても素晴らしい!


そして、ミスチルの良いところは、聴けば聴くほど、印象が変わってくるということなのだ。

例えば、『DISCOVERY』というアルバムに収められている『I'll be』という曲。
最初に聴いたときは、良い曲だとは思ったけど、心にググっと入りこんでくるところまでは至らなかった。
ところが、何度も何度も聴いているうちに、どんどんこの曲に虜になっていき、そして何十回目か何百回目かに聴いたとき、僕はついにこらえきれず涙を流してしまった。

自分の心理状態だったり、曲の歌詞に対する共感度によって、聴こえ方が全然変わってくるのだ。
そして、往々にして、そういう現象は、ともすると地味にとらえられがちな楽曲においてよく起こる。

そして早くも、このアルバムに関しても、1回目に聴いたときとでは少しアルバムの聴こえ方が変わってきた。

ということで、ここで全曲レビュー発表!

すでにアルバムを聴かれた方は、ご自分の感想を比べてみてください。
まだ聴いてなくて、「これからぜひ!」という方は、聴くときの参考にしてみてください。

では、スタート!!

M-1:『Worlds end』
いまのところ、最も僕の胸に響いた曲が、これ。
このアルバムの全てが詰め込まれてる、象徴的な曲だと思う。
タイトルは、”世界の果て”という意味なのだが、一方で”世界の終り”というニュアンスもこめられているのではないだろうか。
「暗闇」「行き止まり」という言葉に象徴される”世界の終り”を認識しながら、そこから抜け出し、そして希望や愛を胸に抱え”世界の果て”へと旅する。

僕らはきっと試されてる  どれくらいの強さで  明日を信じていけるのかを

「ジャカジャーン」という強烈なイントロとともに、壮大な旅が幕をあける。
なお、意外に音が大きいので、アルバムをかけるときは音量に注意です(笑)

M-2:『Monster』
たぶん、アルバムの中では、あまり人気のないほうの曲だろう。
ただ、こういう心の闇をシャウトするような曲は、やっぱりミスチルのアルバムには欠かせない。
そして、「Knock Knock 誰かいますか?開けてくれますか?」
この歌詞が、アルバムの後半へ向けた、重要な伏線になっている。

M-3:『未来』
爽やかなタイトルとメロディ、そしてポカリスエットのCMに一瞬騙されそうになるけど、この曲、実は全然爽やかじゃない(笑)
他人を拒絶して、人とうまくコミュニケーションがとれなくて、孤独で、待っているのは先の知れた未来だけ。生きてる理由なんてない。絶望的な状況が、悶々と語られる。
ポップなメロディに、平気でこういう詩を乗っけて、シングルとしてヒットさせちゃうところがミスチルのユニークなところ。
でも、最後に小さな希望が描かれる。
少しだけあがいてみる  先の知れた未来を変えてみせると
アルバムを象徴するメッセージ。絶望の中での、希望への旅はつづく。

M-4:『僕らの音』
最初3曲の、張り詰めたような緊張感が、この名曲でフッと緩められる。いい曲。
個人的に、サビがちょっとスキマスイッチっぽいなと感じた。
虹を見たんだ  そこで世界は変わった
この”世界の転換”は、このアルバムの一貫したキーワード。

M-5:『and I love you』
実をいうと、シングルとして聴いたときは、世間の評判ほど僕はこの曲を好きになれなかった。
でも、『僕らの音』のあとに続くことで、後半の詩がすごくクリアになり、壮大さが増した。屋上で孤独に月を見上げる”僕”。その”僕”に、未来が近づいてくる。そして最後は、
”僕ら”に近づいてる」として締めくくる。後半が良い。

M-6:『靴ひも』
アルバム『Q』に収録された『ロードムービー』という曲(これがまた、名曲なのだ)に似た印象。
前半は文句なしなんだけど、サビが惜しいなぁ(って、個人的な好みだけれど)。
細かいことを言うと、「一秒でも早く君の待つ場所へ」の「場所」より「へ」の音が上がるのが気に入らない(笑)
曲の終わり方は最高。最後だけ、「へ」が上がらないからね(って、しつこいか)。

M-7:『CANDY』
ひょっとすると、世間的にはこれが1番人気かな。僕も大好きな曲。
全体の印象は、アルバム『Q』の『つよがり』に近い。ミスチルの美メロ炸裂!といった感じ。
でも、僕はなぜかAメロで、ミスチル初期の曲『さよならは夢の中へ』を思い浮かべてしまうのだけれど。
メロディはさておき、詩は意外に難解。聴きこんでいくと、また印象が変わりそうな曲。
注目すべきは、
ほろ苦いキャンディー → 胸のポケットに「あった」(過去形)
甘酸っぱいキャンディー → 胸のポケットに「あるんだ」(現在形)
となっている点。
キャンディーの味が甘くなったのは、「君」の存在のおかげ。

M-8:『ランニングハイ』
詩のまとまりのなさでは、文句なしにナンバーワン!まさに、「ハイ」になってる感じ(笑)
でも、すごく良い曲。ゴチャゴチャしてるんだけど、主メロディは、良く聴くとやっぱり美メロだし。
この曲があるから、次の『Sign』が生きてくる。

M-9:『Sign』
どちらかというと『シフクノオト』のイメージなので、このアルバムに収録されることに、発売前は違和感を感じていた。でも、改めてこうして聴くと、やっぱり名曲だなぁって思う。
このアルバムの前半戦は、この曲で終り。
最後から2曲目の”ベストポジション”に置いてもよさそうな曲なんだけど、そういう意味では、この順番も納得。

M-10:『Door』
ミスチルファンじゃない友達に聴かせると、「何か1曲だけ変な曲があったね」と言われてしまいそうな曲(笑)。
というか、これは曲という感じじゃない。言うなれば、前半と後半を繋ぐ「合いの手」みたいなもの(手拍子が鳴ってるしね)。
ここで思い出されるのが、2曲目の『Monster』。
「開けてくれますか?」の問いかけに応じるように「開けてくれ」と絶叫する。
さぁ、ドアは開くのか?勝負は、ラスト3曲!

M-11:『跳べ』
この曲、最高!あと100回ぐらい聴いたら、『Worlds end』より好きになっちゃいそう。
曲のエネルギー、詩のカタルシス。どれをとっても、素晴らしい。
跳べ!
希望へ。明日へ。そして、未来へ。

M-12:『隔たり』
アルバム中、最大の問題作。何がすごいって、歌詞カードの絵が・・・。
全国のピュアハートをお持ちの方々、あるいはお子様方、「これって、何を表してるのー?」とか、無邪気に質問はしないように(笑)
でも、これって、究極のラブソングなのではないだろうか。
どうしても消えない隔たりを越え、確かな愛を掴むためには、こういう”跳び方”もあるのかもしれない。
ことの賛否は置いといて。

M-13:『潜水』
アルバムの最後を飾る曲。万人受けする美しいメロディラインでラストを締めくくるパターンが多いミスチルアルバムの中では、異色のフィナーレ。メロディが、あまりクリアじゃないのだ。
ただ、数日前のこのブログにも書いたけど、『深海』と比較すると、やっぱりとてつもなく感慨深いものがある(詳しくは、前回の記事をごらんください)。
「過去→未来」「絶望→希望」「混沌→発見」「孤独→繋がり」
様々な”転換”、言い換えれば”跳び方”を一貫して見せてくれたこのアルバムを締めくくるには、ふさわしい曲だと思う。
迷いや不安、絶望を感じつつ、それでも1歩ずつ前進をつづけること。それこそが、
生きてるって感じ
なのだ。
最後の「ラララ」がすごく良い。


ふーーーーー。
やっぱり、長くなっちゃいますね(笑)

いまのところ好きな順に並べると、

M-1 Worlds end
M-7 CANDY
M-11 跳べ
M-4 僕らの音
M-12 隔たり


といったところ。

といっても、また何回か聴いてるうちに、このレビューを削除したくなるぐらい、感想が変わるのだろうけれど。

そしたら、また長く書きますね(笑)
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by inotti-department | 2005-09-24 23:21 | music
Mr.Children『I♥U』 ~『深海』から9年。いざ、潜水。~
e0038935_1351930.jpg待ちに待ったMr.Childrenの最新アルバムが、ついに発売日を迎えた。

前にも書いたことがあるが、最も好きなミュージシャン(バンド)を1人選べと言われたら、僕は迷わず”ミスチル”を選ぶ。


ミスチルのアルバムをはじめて通して聴く瞬間。
それは、僕にとって、最高に胸躍るひととき。
だから、ニューアルバムをはじめて聴ける今日という日は、僕にとって1年に1回あるかないかの特別な日なのだ。

さっそく聴いてみた。
やっぱり、素晴らしい。いつもどおり、捨て曲なし。

作品の雰囲気自体は、『IT'S A WONDERFUL WORLD』『シフクノオト』と続いた、ここ数年のミスチルの流れを汲んだものだと思う。
悲しみや絶望に覆われることも少なくない日常の中で、それでも、未来への希望や喜びを見出そうとする、そんな優しさや力強さに溢れている。

ただ、『IT'S~』『シフク』の”まとまり感”と比べると、この『I♥U』は、ちょっとゴチャゴチャしている。曲の順番とかも、ここ2作のアルバムとは少し様子が違って、まとまりがない。

そういう意味では、『IT'S』の前に出された、『Q』というアルバムに似ているかもしれない(ちなみに、僕は『Q』というアルバムの持っている、ゴチャゴチャした得体の知れないエネルギーが大好きなのだ)。

でも、アルバムの最後に収められた『潜水』という曲を聴いて(正確に言うと、そのタイトルを見て)、僕が思い出したのは、『深海』というアルバムだった。ミスチルが活動初期に出した、もはや伝説となっているアルバムである。

『innocent world』『Tomorrow never knows』と立て続けに大ヒットを飛ばして、国民的バンドとなったミスチル。その彼らが、人気絶頂の中発表したのが、『深海』だった。

『深海』は、それまでのミスチルにファンが抱いていたイメージを、完全に裏切るものだった。内省的な歌詞、ヘヴィーなサウンド。爽やかなポップソングをミスチルに望んでいた多くのファンたちが、この『深海』を機に、ミスチルから離れていった(ちなみに、僕の中では、このアルバムが日本音楽史上最高のアルバムだと思っているのだけれど)。

その後、活動をいったん休止し、名曲『終わりなき旅』(本当に素晴らしい名曲)で復活。それ以後、彼らの曲は1歩ずつ明るさや希望、純粋さを取り戻していき(その間、桜井さんの脳梗塞でのダウンと、病からの復活という感動的な出来事もあった)、そして昨年の『Sign』で、その歩みはひとつの到達点を迎えた。

そして、満を持して発表された『I♥U』。その最後の曲のタイトルが、『潜水』!?

思えば、『深海』というアルバムは、”ブクブクブク”っと海の底へ潜っていく音が流れて、幕を閉じたのだった。そして、その後ミスチルは、まるで彼ら自身が深海へと消え行くかのように、活動を休止したのだった(彼らが抱えていた”苦しみ”の正体が何だったのかは、他人の僕らには残念ながらわからないけれど)。

まさか、このアルバムは、再び絶望への分岐点となるのか?
そんな胸騒ぎも感じつつ、僕はこの最後の『潜水』という曲を聴いたのだった。

しかし、違った。
これは、『深海』から9年たって、ミスチルがようやく出したひとつの”アンサーソング”なのではないだろうか。

詩の最後の部分に、その答えが出ていると思う。

そうだ 明日プールに行こう
澄んだ水の中 潜水で泳いで
苦しくたって 出来るだけ 出来るだけ
遠くまで あぁ あぁ あぁ 
あぁ 生きてるって感じ
あぁ 生きてるって感じ


9年前のミスチル(というべきか、桜井さんというべきか)は、苦しみを背負い込み、それごと深海へと潜っていった。
しかし、それから9年。彼らは、自らプールへと足を運び、水の中へ潜り、そして、その苦しみを「生きてるって感じ」と言い切った。苦しみを、楽しむことができるようになった。

『潜水』というタイトルをつけることにより、ミスチルはようやく、海へ潜っていったかつての自分たちと折り合いをつけることが出来たのではないだろうか。
相変わらず、世界が”混沌”としていることは変わらない。13曲、全ての中に、”混沌”とした状況は何らかの形で描かれている。それ自体は、『深海』と何ら変わらない。

でも、その”混沌”の、泳ぎ方が違うのだ。全てを受け入れ、それをむしろ楽しもうとする。
それが、現在のミスチルの姿なのだ。

7曲目の『CANDY』、11曲目の『跳べ』、4曲目の『僕らの音』など、どの曲も名曲揃いだが、中でも1曲目の『Worlds end』が素晴らしい。

暗闇に包まれた時  何度も言い聞かせてみる
いま僕が放つ明かりが  君の足下を照らすよ
何にも縛られちゃいない  だけど僕ら繋がっている
どんな世界の果てへも  この確かな思いを連れて


暗闇、混沌、世界の果て。
その中に見出される、力強く確かな、希望の明かり。

『I♥U』というシンプルなタイトルが、とてもとても、胸に響いてくる。
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by inotti-department | 2005-09-21 03:18 | music
   
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
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