> ご案内
当ブログでは、「あの映画(小説)、一度観たんだけど、どういう話だったかが思い出せない・・・」とお困りの方のために、映画(小説)のストーリーを完全に網羅したデータベースを公開しております。詳しくは、カテゴリ内の「映画(小説)ネタバレstory紹介」をご参照ください。なお、完全ネタバレとなっていますので、未見の方はくれぐれもご注意ください。
> 最新のトラックバック
|
>
イチローの2005年 ~「206安打」「.303」の意味~
マリナーズのイチロー選手の2005年シーズンが、今日で終了した。
最終成績は、206安打、打率.303。 悪い成績ではない。5年連続200本安打を達成し、打率も一流選手の証である3割を上回ったのだから。 でも、やっぱり世間の受け止め方は違う。 「今年のイチロー、不調だったな」と。 なんといっても、去年がスゴすぎた。 シーズン最多安打記録を塗り替え、文句なしの首位打者。 名実ともに、「世界一ヒットを打つのが巧い選手」となった昨シーズンの輝きを思うと、確かに今シーズンの成績は物足りなかった。 ひょっとすると、イチロー選手も30代になりピークを過ぎつつあるのではないか、とみる向きもあるかもしれない。 でも、僕はいま、こう考えている。 来年、また彼はすごい記録を残すのではないか、と。 注目すべきは、「206安打」の「6」と、「打率.303」の「3(最後の位のほう)」である。 正直、2週間ぐらい前までは、今年は「200本安打」も「打率3割」も苦しいのではないか、と僕は内心では心配をしていた。 イチロー本人も、そんな風に弱気になったこともあったのではないだろうか。今年に関しては。 でも、彼はやってのけた。 ラスト3試合を残すのみという土壇場の状況で、「5打数4安打」「4打数3安打」と、連日の猛打をみせたのだ。 この2試合で結果が出ていなければ、今年は「199安打」「.295」ぐらいで終わっていただろう。 そんなイチロー選手を見て、僕は昨シーズンのことを思い出した。 シーズン最多安打記録を塗り替えられるかどうかと世間が騒ぎ出した9月。 そのときも、僕は内心では「最後、惜しくも記録に届かないんじゃないかなぁ」と、内心では心配をしていたのだった。 でも、彼は最後の1ヶ月、連日の猛打を披露した。 そして、記録を塗り替えたのだった。 イチロー選手が何よりも素晴らしいのは、プレッシャーというものに恐ろしく強いことだ。 追い詰められたときこそ、彼は真価を発揮する。 「やってほしい!」そういうファンの無責任な期待に、彼はいつも見事に応えてみせるのだ。 実をいうと、「200本打てるかなぁ」「3割いくかなぁ」と心配しながらも、僕は心のどこかで、「きっと彼はやるだろうな」と確信していた。 昨年の終盤の彼のプレーを、僕は覚えていたから。 だから、実は1週間ぐらい前に「がんばれ、イチロー!」的な記事をこのブログに書こうかと思ったのだけれど、結局それは書かなかった。 きっと、200本安打と3割を達成するだろう、と思ったから。 記事はそのときに書けばいい、と僕は決意したのだった。 206安打、打率.303。 確かに、物足りない数字ではある。 でも、この「6」と「3」がきっと来年、意味をもってくるんじゃないかなと、僕は睨んでいる。
by inotti-department
| 2005-10-04 01:24
| sports
|
映画・小説・音楽との感動の出会いを、ネタバレも交えつつ、あれこれ綴っていきます。モットーは「けなすより褒めよう」。また、ストーリーをバッチリ復習できる「ネタバレstory紹介」も公開しています。
by inotti-department
> フォロー中のブログ
> ファン
> 記事ランキング
> ブログジャンル
> 画像一覧
|
ファン申請 |
||